桜が咲き始めたころ、日本を後にした。
ハワイへ帰るときには最終便にすることが多い。
ギリギリまで日本を堪能できるから。
今回はランディさんが企画した
スタニスラフスキーメソッドを学ぶ
アニシモフ氏による
ワークショップに参加することができた。
アニシモフ氏のことはランディさんが稽古に通っていた
東京ノーヴィ・レパートリー・シアターを見学させてもらった
2016年の春に知った。
この時、稽古を見ながら感動のあまりウルウルしてしまった。
何に感動したかというと
「愛」に。
戯曲は「カモメ」だった。
舞台上の役者さんはセリフを言う。
アニシモフ氏は「本当に自分が感じていること?」的な
質問を繰り返し、繰り返し若者に問いかける。
いろんな角度から、「そういうときって、これまでの体験であった?」とか。
表現が身体の中から出てくるまで、じっくり、じっくり、つき合っていく。
この「じっくり本当の気持ちが出てくるのにつき合う」というのを見ていたら、
もう、愛がいっぱい。
初めて「愛」があふれかえってる現場を見て、圧倒された。
「なんで遠い異国ロシアからわざわざ、この極東の
しかも下北沢のカラオケ屋さんの上にある
小さな小さな稽古場に、寄る辺ない(ように見えた)若者たちに
学校の先生たちや周りの大人たちが
注いだことのない(かもしれない)愛を
こんなに大盤振る舞いしているんだ!」
なんだか「ありがとう、アニシモフ!」と
両手をとって、お礼を言いたい、
みたいな感動の仕方をした。
ちょうどその頃は、やってた仕事を続けるか、辞めるか、
そもそも、私がハワイにいる意味があるのか?的な
問いが色濃く渦巻いていたときだったので、
「愛情」感度が上がってたのかもしれない。
その年の夏にもう一度、見学に行ったら、
丁度、アニシモフ氏の本が完成したところということで、
ほんの通りすがりの私も一冊、いただいた。
そして、ビックリ!
「愛」はアニシモフ氏が教えるときのテーマなのだった。
なるほど!
「スタニスラフスキーへの道 システムの読み方と用語の99の謎」。
このときは内容がよくわからず、数ページで読めなくなってしまったが、
今回、ワークショップに出て、言わんとしていることが
バシバシと分かることになった。
帰ってきてぐわぐわぐわと読んだ。
この本を読むには、
アニシモフ氏のワークショップに出るか、
稽古を一度、見学してからの方がいい。
さて、今回のワークショップ。
午前中、ランディさんとボディワークをしている牧野順子さんの
サポートで、
しっかり身体をほぐしたり、身体を動かしたり、声を出したり。
竹内敏晴氏のメソッドを使ってちょっと演じてみたり、
なんてことをじっくりやって、
場が温まり、周りの人ともいい感じで仲間っぽくなったところで、
アニシモフ氏登場。
まずは理論編から。
上世さんという通訳の方がついてらして、
この通訳がすごい。ギャップを感じさせない。
稽古場でもビックリしたけど、今回も。
理論編を聞きながら、ああ、なるほど
そういうことをしていたのかと理解をし、
その後で行ったスキットとその時のコメントを
聞きながら、そうか、そうかと納得。
もちろん、まだ分からないことは一杯だけれど、
何をしようとしているのかは分かる。
自分の内側から生まれてくるもの。
自分の中の奥深くにあるもの。
あるいは、もしかしたら種のように
埋め込まれているものかもしれないもの。
それが、外側のsomething greatと繋がって
表現として出てくること。
そこを探す。じっくり味わう。
こういう感じかなぁと思ったり、
考えたり、感じたり。
このプロセスにじっと、じっと、じっくり、じっくり
つき合っていくわけだから、
どれだけの愛が湧きでているんだ、
アニシモフ先生! と思ってしまう。
じ〜〜〜ん、としたまま桜新町の会場を後にして、
やたらと綺麗になった二子玉川のバスターミナルへ。
桜の咲く多摩川土手や等々力不動の前を通りながら、
リムジンバスで成田空港まで行き、最後のラーメンを食べ、
相変わらず、ぽやんとしながら、
飛行機の中では爆睡して帰ってきたのでした。
チャンスがあったらまた、参加したい。
カウンセリングで会話しているときのプロセスと
ものすごく共通するところがあるのだ。
ハワイへ帰るときには最終便にすることが多い。
ギリギリまで日本を堪能できるから。
今回はランディさんが企画した
スタニスラフスキーメソッドを学ぶ
アニシモフ氏による
ワークショップに参加することができた。
アニシモフ氏のことはランディさんが稽古に通っていた
東京ノーヴィ・レパートリー・シアターを見学させてもらった
2016年の春に知った。
この時、稽古を見ながら感動のあまりウルウルしてしまった。
何に感動したかというと
「愛」に。
戯曲は「カモメ」だった。
舞台上の役者さんはセリフを言う。
アニシモフ氏は「本当に自分が感じていること?」的な
質問を繰り返し、繰り返し若者に問いかける。
いろんな角度から、「そういうときって、これまでの体験であった?」とか。
表現が身体の中から出てくるまで、じっくり、じっくり、つき合っていく。
この「じっくり本当の気持ちが出てくるのにつき合う」というのを見ていたら、
もう、愛がいっぱい。
初めて「愛」があふれかえってる現場を見て、圧倒された。
「なんで遠い異国ロシアからわざわざ、この極東の
しかも下北沢のカラオケ屋さんの上にある
小さな小さな稽古場に、寄る辺ない(ように見えた)若者たちに
学校の先生たちや周りの大人たちが
注いだことのない(かもしれない)愛を
こんなに大盤振る舞いしているんだ!」
なんだか「ありがとう、アニシモフ!」と
両手をとって、お礼を言いたい、
みたいな感動の仕方をした。
ちょうどその頃は、やってた仕事を続けるか、辞めるか、
そもそも、私がハワイにいる意味があるのか?的な
問いが色濃く渦巻いていたときだったので、
「愛情」感度が上がってたのかもしれない。
その年の夏にもう一度、見学に行ったら、
丁度、アニシモフ氏の本が完成したところということで、
ほんの通りすがりの私も一冊、いただいた。
そして、ビックリ!
「愛」はアニシモフ氏が教えるときのテーマなのだった。
なるほど!
「スタニスラフスキーへの道 システムの読み方と用語の99の謎」。
このときは内容がよくわからず、数ページで読めなくなってしまったが、
今回、ワークショップに出て、言わんとしていることが
バシバシと分かることになった。
帰ってきてぐわぐわぐわと読んだ。
この本を読むには、
アニシモフ氏のワークショップに出るか、
稽古を一度、見学してからの方がいい。
さて、今回のワークショップ。
午前中、ランディさんとボディワークをしている牧野順子さんの
サポートで、
しっかり身体をほぐしたり、身体を動かしたり、声を出したり。
竹内敏晴氏のメソッドを使ってちょっと演じてみたり、
なんてことをじっくりやって、
場が温まり、周りの人ともいい感じで仲間っぽくなったところで、
アニシモフ氏登場。
まずは理論編から。
上世さんという通訳の方がついてらして、
この通訳がすごい。ギャップを感じさせない。
稽古場でもビックリしたけど、今回も。
理論編を聞きながら、ああ、なるほど
そういうことをしていたのかと理解をし、
その後で行ったスキットとその時のコメントを
聞きながら、そうか、そうかと納得。
もちろん、まだ分からないことは一杯だけれど、
何をしようとしているのかは分かる。
自分の内側から生まれてくるもの。
自分の中の奥深くにあるもの。
あるいは、もしかしたら種のように
埋め込まれているものかもしれないもの。
それが、外側のsomething greatと繋がって
表現として出てくること。
そこを探す。じっくり味わう。
こういう感じかなぁと思ったり、
考えたり、感じたり。
このプロセスにじっと、じっと、じっくり、じっくり
つき合っていくわけだから、
どれだけの愛が湧きでているんだ、
アニシモフ先生! と思ってしまう。
じ〜〜〜ん、としたまま桜新町の会場を後にして、
やたらと綺麗になった二子玉川のバスターミナルへ。
桜の咲く多摩川土手や等々力不動の前を通りながら、
リムジンバスで成田空港まで行き、最後のラーメンを食べ、
相変わらず、ぽやんとしながら、
飛行機の中では爆睡して帰ってきたのでした。
チャンスがあったらまた、参加したい。
カウンセリングで会話しているときのプロセスと
ものすごく共通するところがあるのだ。