社会保険庁の調査で、同庁職員と保険料徴収を委託された市区町村職員の着服額が3億4000万円にのぼっていた。
底が抜けたような不正連鎖にはあいた口がふさがらない。同時に犯罪行為が明確と思えるのに、これまで公表すらしなかった事例が半分近く占めていることにあきれる。「公」が保持すべき倫理がマヒしているのではないか。
従来「消えた年金記録」の背景には、保険料の着服があったのではないかと指摘されて . . . 本文を読む
奈良県橿原(かしはら)市の妊婦(38)が救急搬送された同県や大阪府内の病院に受け入れを断られ死産した問題で、札幌市でも06年に搬送中の妊婦や女性の受け入れを病院が拒否した事例が5件あったことが分かった。流産や死産につながった例はなかったが、この中には11回拒否された妊婦もいた。
市消防局によると、5件の妊婦らは腹痛や出血を訴え、119番通報した。いずれも産婦人科の受診歴がなく、かかりつけの . . . 本文を読む
切迫早産などハイリスクの出産に対応する全国の総合・地域周産期母子医療センターで、05年度にあった受け入れ要請のうち、約3分の1は満床などのため対応できなかったことが、毎日新聞の調査で分かった。受け入れできなかった件数は、判明分だけで約3000件に達する。地域センターの中には、産科の休診などで機能していない施設があることも判明。医師不足の中、周産期医療(出産前後の母子への医療)の「最後のとりで」が . . . 本文を読む
◇医師確保厳しく、機能不全
人けのない分娩(ぶんべん)室の片隅に、へその緒を留めるクリップや薬剤が封を切られることなく置かれていた。国立病院機構舞鶴医療センター(京都府舞鶴市)は、緊急帝王切開手術など比較的高度な周産期医療(出産前後の母子への医療)に対応する「地域周産期母子医療センター」に認定されているが、昨年4月から産科を休診している。産科の常勤医がいなくなったためだ。
以前は50代の . . . 本文を読む
日本ベビーサイン協会が教える基本のベビーサイン
赤ちゃんと簡単な手話を使ってコミュニケーションをとる「ベビーサイン」が注目されている。各地で開かれている教室は新米ママやパパに人気だ。まだ言葉が話せない赤ちゃんが何を求めているかが分かり、育児ストレスを減らす効用があるという。【反橋希美】
赤ちゃんとボール遊びする母親 . . . 本文を読む