長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

京都縦貫道沿い遺跡群3 「西山田遺跡」

2015年10月16日 | 史跡
西山田遺跡は長岡京時代の遺物が多く出土しています。

長岡京での地域は、右京七条四坊あたりで、

都の南西部に位置するところです。

小泉川と菩提寺川が流れ、旧流路跡から

大量の祭礼遺物が見つかっています。

その遺物は、土馬約39個体、墨書人面土器約30個体、

ミニチュア竈・鍋セット約100個体です。


(土馬・ミニチュア竈)


(墨書人面土器)

墨書人面土器は、特別な形をした壺に墨で顔が描かれたもので、

都の道路側溝や川の跡から多く見つかります。

壺の中に息を吹き入れ、災いや病いを封じ込めて流すための

専用の器と考えられています。

このように、都の境界付近には祭礼の場が設けられており、

平城京や平安京とも共通することがわかります。

説明板は下海印寺西条公園と小泉川の間にあります。




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