やさしい笑顔の更紗展

向日市にある「寿恵更紗ミュージアム」にて

「やさしい笑顔の更紗展」が開催されています。



更紗作家 故青木寿恵さんが

カンボジアの世界遺産「アンコールワット遺跡」の

破壊に心を痛められ、

世界平和を願い手がけられた作品たち。


（右から「微笑」「青い鳥と三つ編みの女神」「赫々と命燃ゆ」）



このタペストリーは、京都新聞にも掲載されていましたが

それからも優しい笑顔は、うかがえたのではないでしょうか？

「更紗」とは、インド発祥の染文様です。

青木さんは、化学染料・大量生産可能な定型の型染めはせず

植物染料の使用・手描きであることにこだわられ

「寿恵更紗」と呼ばれる独自の作風を確立されました。



作者直筆の原画を貼り付けた「行灯」。



「天地創世」

作者が８０歳を超えて制作された大作です。

（抜粋で申し訳ありません）

ハスの花を持つ女神や大蛇を抱く阿修羅等が描かれ

穏やかな表情、歓びの表情などを見ていると

自然と口角が上がり、癒され気持ちが落ち着きます。


「気品」

どの作品の女神も穏やかな表情を

浮かべておられますが、この表情の奥にある

力強いなにかに引き付けられました。



この企画展は６月９日（日）まで開催されております。

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なお、作品の撮影に関しましては

同ミュージアムのご好意で

許可をいただき撮影いたしました。

ご協力いただきまして、ありがとうございました。