長岡京市観光協会のブログ

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新緑の風を食べる~小倉山荘カフェのかき氷~

2016年05月06日 | グルメ


小倉山荘カフェに行って、かき氷を食べました。

目にもあざやかな抹茶の色に、心がおどります。

ひとくちスプーンをふくむと、

さわやかな抹茶の香りがぱっとひろがり、

やわらかい氷のつめたさがつきささるかと思うと瞬間に溶けさり、

さっと風が通ったかのよう。

まるで新緑をわたる風を食べているみたい、と思います。



敷かれている紙に、百人一首の

「春すぎて夏来にけらし白妙のころもほすてふ天の香久山」

の和歌が書いてありました。

いまの季節にぴったりで、さわやかな和歌。

春がすぎて、夏が来たようだよ。

衣替えのために真っ白な衣を山いちめんに干すという、

天の香久山が真っ白に見えるから。

という歌詞をかみしめながら、

いまの季節は衣替えにちょうどいいなあ、とか、

やまぼうしや卯の花などの白い花がこれから楽しみだなあ、

などと思います。



ふと庭に目をやると、青もみじがあざやか。

窓にかかったすだれも、

平安時代にいるかのような気分を演出してくれます。

抹茶のかき氷は初夏限定メニューとのこと。

かき氷といえば夏、と思っていましたが、

いまの季節にも心地よいと新発見です。

小倉山荘カフェは、

JRや阪急などの主な交通機関からはすこし離れていますが、

歩いたからこそ、かき氷のさわやかさを満喫できました。

散策で青もみじを楽しんだあとのかき氷は格別でした。

※小倉山荘竹生の郷 小倉山荘カフェ 公式サイトはこちら