![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/21/c919e5279efb4d7169a0c0e7b5e23e54.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/48/684c905c865008c06d842300622e84ef.jpg)
今年も天満宮の梅の木が沢山の実をつけました。
梅と言えば菅原道真公。
左遷され太宰府に向かう前、
可愛がっていた自宅の梅・桜・松と離れる事を悲しまれ、
特に梅には名残を惜しまれます。
東風吹かば にほひおこせよ 梅の花
主なしとて 春な忘れそ
と有名な歌をよまれました。
梅は想いに応えるようにその日の内に、
空を飛んで太宰府に行ってしまいましたが、
桜は悲しみのあまり枯れてしまいました。
悲しみの原因は道真との別れなのか、
歌を読んで貰えなかったからなのか…
桜の気持ちを考えると複雑ですよね。
松は暫く考えてから太宰府へ向ったようですが、
途中で諦めて現在の兵庫県須磨区辺りで根をおろしました。
行き倒れになるよりは余力のあるうちに、
落ち着く方がいいですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/4d/5aed3b8580fdfc9ab0734ee7cccf0b1b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/20/b46c67898436e3c6199dfb922fc6ac7a.jpg)
道真公が生まれる少し前か後の時代に、
都の紫宸殿の左近の梅が枯れ、
代わりに桜の木に植え替えられたと言われています。
道真公が平安京の左近に見たのは、
梅か桜かわかりませんが、
梅は太宰府に行き、桜は都に留まった様ようですね。
梅は今までの唐を真似た旧文化、
桜は遣唐使を廃止し大きく花開いた、
現在に続いている国風文化でしょうか。
260年続いた遣唐使を中止したのは道真公ご本人です。
道真公はとてつもない凄い方ですね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
梅園の梅は12月の事始めに合わせて、
無病息災を願う参拝者に授与されます。
今年は12年に一度の申年。
その昔村上天皇が申年の梅を食し、
病が癒えたと言う言い伝えがありますので、
是非とも入手したいラッキーアイテムですね。