長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

柳谷観音(楊谷寺)諸堂案内 山門(第1回)

2016年03月26日 | 楊谷寺
楊谷寺は、806年、清水寺の開山、延鎮僧都によって

開かれ、西山の山間峡谷に、ひっそりと佇む古刹です。



811年、乙訓寺の別当であった空海(弘法大師)が法力

によって、眼病平癒に霊験あらたかな、ご霊水とした

「独鈷水(おこうずい)」が今も湧き出しており、目の

観音様として、眼病に悩む多くの信者の参拝が絶えません。




(独鈷水)


楊谷寺に着いて、最初に出会うのが山門です。





立派な四脚門で、以前は皇族や公家の方々の入られる勅使門

として使われていました。見上げると大きな方位磁石が奉納

されています。門までの石段の数は、下から中央までは開山

延鎮僧都のご命日と同じ17段、中央から門前までは第二世、

弘法大師のご命日と同じ21段(21段半)となっています。

寺を囲む塀に引いてある五本線は天皇家と関わりの深い最高格の

寺であることを表しています。長い山道を登り、延鎮僧都や弘法大師

に見守られながら、やっとの思いでたどり着き、観音様にお会い

できるという喜びに胸躍らせて、くぐる門です。



 楊谷寺へのアクセス 

毎月17日 JR長岡京駅及びHK西山天王山駅よりシャトルバス運行
                              (片道300円)

自家用車 HK西山天王山駅付近より15分 駐車場あり(無料)

HKバス「奥海印寺」バス停下車 徒歩55分