長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

「街道を活かした街づくり」シンポジウム報告

2016年03月03日 | 情報
去る2月27日(土)中央公民館において、はなやか関西

~文化首都2015~「街道を活かした街づくり」シンポジウムが

開催されました。これは、「本物」の文化を継承、発展させている

地域である関西の魅力や価値をさらに高めて、文化首都を目指そうと

いう国の事業の一環で行われたものです。今年度のテーマは「街道を

活かした街づくり」です。大山崎歴史資料館の館長の講演、

東近江市、久美浜町、枚方市、葛城市などの取組が紹介されました。

文化は道から生まれるというお話もありました。







関西は古くから国の中心として栄え、律令制度の整備と共に

国によって多くの街道が造られました。長岡京市にも

西国街道の一部が通っています。西国街道は京の東寺口から

西宮まで続く52kmの道で、九州に続く山陽道につながります。

下の写真は、神足2丁目から西国街道を望んでいます。



向かって左側に愛宕灯籠があり、その横に

西国街道から直角に入る細い道があります。



この直角に曲がる道が、江戸時代の古地図にも出ている

西国街道です。今ある道の下には、古代、中世、近世、近代まで、

各時代の人々が歩いた道が積み重なって眠っています。

その同じ道の上を私達もまた歩いています。

古い町家や昔の駅の表示版などもあり、

歴史の記憶を街道で振り返るのも面白いなあと思い、

西国街道の全行程を歩いてみたくなりました。