幻の都「長岡京」が実在したことを証明し、日本史を塗り替えた
中山修一先生の功績を振り返るシンポジウムが行われ、
記念講演に続いて、パネラーの方をまねいての
シンポジウムが行われました。
市教育委員会中尾さんは、「中山修一先生がお亡くなりになった後、
ご家族から、先生所有の1万冊を超える本をどうしましょうとの
相談を受けたのがきっかけです。ご家族から家の離れなどの土地を
寄付していただき、多くの方々の努力と協力によって
中山修一記念館が設立されました。
今後も先生の功績を伝えていき、広く知っていただきたい。」と話されました。
中山修一先生の胸像を作るのに尽力された、坪内正一さんは、
「先生とは家がとなりで親しくしていました。たくさんの教え子の方の寄付や
企業の協力によって完成しました」と話されました。
歴史研究家の林 亨さんは、「小学生の時に先生と出会いました。
子供にも丁寧に接してくださるかたで、6年生の時から
長岡旧跡発掘に参加していました。先生との出会いで、
歴史研究の道にすすみました。」と話されていました。
中山修一記念館事務局で長岡京ふるさとガイドの会の
田中治雄さんは、「記念館に多くの方にお越しいただきたい。
また、子供たちに中山先生のことや、長岡京のことを
もっと知ってほしい。
ガイドの会では、小学生に出前講座を行ったり、
自分たちが通っている小学校は、長岡京の条坊制では
何坊何条に位置しているかを描いた地図を
貼る活動を行っていきます。」と話されました。
その後の質疑で活発な意見交換も行われました。
中山修一先生の色々なエピソードをお聞きして、
先生のあたたかいお人柄と熱意が出会った人々の人生
に大きな影響を与えたということを改めて感じました