長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

中山修一記念館10周年シンポジウムその2

2013年01月14日 | 情報


幻の都「長岡京」が実在したことを証明し、日本史を塗り替えた

中山修一先生の功績を振り返るシンポジウムが行われ、

記念講演に続いて、パネラーの方をまねいての

シンポジウムが行われました。

市教育委員会中尾さんは、「中山修一先生がお亡くなりになった後、

ご家族から、先生所有の1万冊を超える本をどうしましょうとの

相談を受けたのがきっかけです。ご家族から家の離れなどの土地を

寄付していただき、多くの方々の努力と協力によって

中山修一記念館が設立されました。

今後も先生の功績を伝えていき、広く知っていただきたい。」と話されました。

中山修一先生の胸像を作るのに尽力された、坪内正一さんは、

「先生とは家がとなりで親しくしていました。たくさんの教え子の方の寄付や

企業の協力によって完成しました」と話されました。

歴史研究家の林 亨さんは、「小学生の時に先生と出会いました。

子供にも丁寧に接してくださるかたで、6年生の時から

長岡旧跡発掘に参加していました。先生との出会いで、

歴史研究の道にすすみました。」と話されていました。

中山修一記念館事務局で長岡京ふるさとガイドの会の

田中治雄さんは、「記念館に多くの方にお越しいただきたい。

また、子供たちに中山先生のことや、長岡京のことを

もっと知ってほしい。

ガイドの会では、小学生に出前講座を行ったり、

自分たちが通っている小学校は、長岡京の条坊制では

何坊何条に位置しているかを描いた地図を

貼る活動を行っていきます。」と話されました。

その後の質疑で活発な意見交換も行われました。

中山修一先生の色々なエピソードをお聞きして、

先生のあたたかいお人柄と熱意が出会った人々の人生

に大きな影響を与えたということを改めて感じました