長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

走田神社 弓講・お千度参り

2013年01月10日 | 神社・仏閣
走田神社は走り穂、初穂を作る田、

早稲田の守護神として有名です。

鳥居をくぐって、石段を130段ほど上がると、

本殿が現れ、神聖な気持ちになります。

走田神社では、今も伝わる伝統行事があり、

13日の日曜日の午後には、新春恒例の弓講・お千度参りが営まれます。

「お千度参り」は、参拝者が細い竹の棒を待って本殿を回り、

一本ずつ箱の中に入れて無病息災を祈願します。

社務所では、握り飯をいただけます。

「弓講」は戦乱の時代に地元の豪族が弓を射て、

村人を守ったのがはじまりとされ、

旧家の二人が羽織姿で6本ずつ12本の矢を的に向かって放ちます。

12本の矢は、1月から12月を表していて、

的の真ん中の黒点に命中すればその月は豊作と判定されます。

見事に命中すると、境内は歓声に包まれます。

これらの神事を前に、参道には「勧請縄」(大しめ縄)が飾りつけられました。

しめ縄には、12個の御弊(榊)がつるされ、下がり方によって

お米の価格を占ったといわれています。

昔から今へと続く新春の伝統行事に、

是非、足をお運びください。