cafe powa

ぽわわーん日記

アゲハ蝶

2005年04月16日 | ひとりごと
「アゲハ蝶みたいだね、その服。」

たしかに黒地に白と黄の水玉はアゲハ蝶みたい。
思いもしなかった。

なんだかうれしくなって、
ヒラヒラと春風にのって飛んでみたくなった。
でも本物の蝶じゃないので、
飛ぶ代わりに背筋をピンと伸ばして颯爽と歩くことにした。
ヒラヒラゆれるスカートが蝶みたい。

たった一言で
私は一日蝶になれた。
得しちゃった。
教えてくれてありがとう。

powassonであること

2005年04月15日 | ひとりごと
こういう日記を書いてみたいと思っていた。
タイトルは cafe powa にしようと。
決めていた。

powa は powasson を略したもの。

powasson という単語は存在しない。

ブランス旅行をしたとき友人が
その頃プール通いにはまっていた私に
友人が「ポワッソンなんだね」と言った。
「ポワ?ソン??」
「お魚だよ。ブランス語でpoisson」

ふーん、かわいい音。
だけどスペルは毒っぽい。
多分、みんな poison と間違える。
かわいくない。

だから私は単純にローマ字に置き換え
powassson になることにした。

もともと、手に取る小物など
魚をモチーフにしたものが多かった。
魚座だし。

私は powasson。

音がいい。

今では本当の名前のように愛着がある。

cafe powa は
目的もなくふらっと入ってボーっとしたり、
おしゃべりしたり、本を読んだり、
時間の流れを忘れるような
場所欲しいという私の夢。

遊びに来てくださった方に
香ばしいコーヒーと、ホッコリした時間を
差し上げたいなーと思いながら
書いている。

「トニー滝谷」

2005年04月14日 | 映画
とても痛い映画でした。

ピンと張り詰めた透明感。
息がつまりそうなほどの孤独。
こころの底がストンと落ちてしまったような空虚感。

幸せを感じるとき
次の瞬間には、失う恐怖が襲ってくる。
それならば、知らないほうが楽だと
ずっと思っていました。
身の丈に応じてほどほどでいいやと。
バランスを上手にとれない私は
自分の中にある振り子に、私自身が右に左に振られるのです。
軸がどこかのか分からなくなる。
それならば、知らないほうがいい。

トニーは知ってしまった・・・・。

とても痛い映画でした。

でも、こころのフタを閉めたまま生きていくほうが
もっともっと痛いことだと気づかせてくれる映画でした。
こころがあるから人間なんだもの。


原作:村上春樹 出演:イッセー尾形 宮沢りえ


黄金崎さんとうなぎ

2005年04月13日 | 
旅行中ほんとうに朝から晩までしゃべり続けた。
ほんの少しの間黙って歩いてたら
「powaちゃん、どこ?」と
はぐれたかと思い振り返られたほどだ。
そういう相棒のジュエルだって
「あの子、一分間に何WORDしゃべるか数えてみよう」
と合コン相手の男性陣に言われるぐらいよくしゃべる。

そのおしゃべりの97%は無駄話。
でも、たったの3%でも私達にとって、
「!!!!」
であれば97%は無駄じゃないのだ。


「口に出したものは目の前に現れる」
コレ本当よ。

行きの山手線の中で
po「ね、ね、東京っていろんな人いるんだろうねー。
  見たこともない変わった人とかいるんだろうねー。」
ju「私達、普通に生活してて、とんでもなく変わった人
  なんて会う機会ないよね。」
po「聞いた話なんだけどさ、知り合いが手帳メーカーの講習会に
  行った時スゴイ人に会ったんだって。全身金色!バックとか
  傘とかの小物類もすべて金!実名なのか??だけど、名前は黄金崎
  さんって言うんだってー。経営コンサルタント会社を経営してる女性
  だってさ」
  ちょっと小声で
  「でね、黄金崎さんに「もしかして下着も金色ですか?」って聞いた
  んだって、そしたらやっぱり金色の下着オーダーしてたらしいよ」
ju「アッハハ。キンキラ金の黄金崎さん!!やっぱ東京にはツワモノが
   いるんだろうねー」

  その時、窓の外に黄金に輝く瓦屋根が・・・・・
同時に「黄金崎さんちだ!」と大笑い。
  
その日、テレビを点ければナイナイの矢部が金色のシャツを着ていたり、
三輪明宏の髪も金髪。
民家の前の”門前駐車禁止”の張り紙には金色のテープで縁取りがあり、
表札を見ると”金子”さん。
とにかく”金”が目に飛び込んで来る不気味な一日でした。

新宿で
ju「お昼、おいしいもん食べたいよねー」
po「おいしいもん食べたいねー。うなぎ。うなぎ。」
ju「うなぎ?なんで東京に来てうなぎ?福岡でセイロ蒸し食べてよ」
それもそうだ。第一うなぎ屋なんてそうそうあるもんじゃない。
結局、普通のパスタランチ。
目的地ビルには”うなぎ宮川”。
「なーんだ、やっぱり目指す場所にはうなぎ屋あるじゃーん、ハハハ」
と笑い合う。

翌日、鎌倉にて
お昼は前に行ったことあるおにぎり屋さんに行くことにする。
やっと着いたのは3時。
おにぎりセットを頼むが、ギリギリ4つしかない。選択の余地なし。
いろんなおにぎりが自慢なのに・・・・。
梅2コ、からし1コ、そしてうなぎ1コ。
もちろん、
「うなぎはpowaちゃんが食べな。やっぱ、うなぎが待ってたんだね」
と恋焦がれたうなぎGET!

うーん。
ただの偶然と言えば偶然なんだけど、やっぱりpowaが引き寄せたねと話す。
ジュエルも口にしたことが現実に起こること多いらしい。。


意識を何かに集中させると、普段気づかないちょっとしたことでも目に入ってくるから
引き寄せやすくなるのかな?
不思議なんだけど、そういうこともアリなのかな?とも思えます。

合言葉は
「口にすると目の前に現れる。願いは叶う。」
願いがうなぎっていうのも情けないけどね。
”金”のほうはもっともっと寄ってくるとうれしいな、ふふふ。
いっぱいいっぱい楽しいことは口にしましょうねっ。



★オマケ★ powaの鎌倉オススメスポット

妙本寺

なにもないけれど、広くて静かでお昼寝出来るお寺です。
鎌倉駅から近く徒歩7分程度なので機会があったら是非訪れてみてください。
立原正秋の小説”残りの冬”(だったと思う)で待ち合わせに使われていた
場所で、なんとなく前から憧れていましたが想像以上に素敵なところでした。

揺さぶられる

2005年04月12日 | 
さっき東京から戻った。


土曜日、何度かふっとめまいを感じた。

新月のせいだったかもしれない。
月のリズムは体にも心にも影響があるそうです。


今朝、またフラフラっ。
あ、また、めまい・・・と
バスルームですわりこむ。

すると、湯船に張った水もバシャバシャと揺れてる。

「地震!?」

えっと、私って福岡に帰ったんだっけ?と
一瞬分からなくなる。

テレビを点けると震度5の地震でした。
福岡を離れても揺さぶられるなんて・・・。

先月の地震以来、なんとなく
いらないモノ、ふらつくキモチを手放すようにしている。
整理整頓。

福岡を離れても地震にあうなんて
「もっと、もっと、捨てちゃえ」と言われてるみたい。


今回は友人と2泊3日の2人旅。
朝から晩までノンストップおしゃべり。
毎日職場で会ってるのに話は尽きない。

だけど、毎日のおしゃべりとは一味違う
ふかーいおしゃべりでお互い揺さぶり合い
整理整頓できたと思う。

旅っていいもんだ。

なにもしない時間

2005年04月09日 | ひとりごと
ぼーっと2時間ぐらいすわっている。

もともとそういう何もしない時間を過ごすことは平気だ。

私はテレビをほとんど見ない。

ヒロシもギター侍も青木さやかもどういう芸をするのか知らない。

あまり音楽もかけない。

音はないほうがいい。

家で何してるの?と思われそうだけど、

昼間の出来事、読んだ本のことなど、咀嚼するのに

時間がかかる性質なのかもしれない。


週末は東京に行く。

いつもの何倍も早い時間の流れについていけるよう

ただ今調整中なのかもしれない。

2005年04月07日 | ひとりごと
満開の桜。

ピンクの雲の下を歩きたくて
帰りは一つ前のバス停で降りた。

花のいのちは短いから
今日見なくっちゃと思った。
花見客が賑わう名所より
近所の山の桜を見るほうがいい。

このままずっと咲いていてくれればいいのにと思う。
だけど
風が吹くたびヒラヒラと舞う花びらも好きだし、
生まれたての瑞々しい若葉も好きだし、
夏の濃い緑も好きだし、
日々赤く色づいていく様を見るのも好きだし、
カサカサと音をたてて落ち葉を踏むのも好き。
裸になってしまった黒い幹を見るのは寂しいけど、
花を待つ待ち遠しさも好き。

いつだって、いい。

花のいのちは短いから
明日は少し早く家を出て
お濠の桜を見に行こう。

ヘンリー

2005年04月06日 | ひとりごと
ヘンリーとpowaは、スヌーピーとチャーリーブラウンのような関係。

チャーリーはスヌーピーを飼い犬だと思っているけど、
スヌーピーは自分が犬だと思っていなくてチャーリーを仲間と思っている。

実際、私達は会社の同僚だ。飲み仲間。

彼はほとんど否定語を使わない。
そして聞き上手。
ちょっと後輩だし。
そして、3杯目ぐらいからはお酒を作ってくれる。
powaに任せておくと
「水いれるのめんどくさーい」と
ロックしか作らないからだと思う。
なによりも彼のヘンチクリンぶりは
お酒を美味しくする。

ヘンリーの名づけ親はpowaです。
シャツにネクタイの上に黒いVネックのニットを
着てた姿を見て思わず
「ヘンリー!」
と口から飛びだした。イギリスのパブリックスクールの制服みたい!

目が大きくて、髪はクシャッとして、素直。
もともと犬の素質があった。


今日は会社の歓迎会。
powaも幹事の一人だ。
キョロキョロと空のグラスを探し
焼酎製造機と化する。
ちゃんと水も氷もお湯も入れる。
それにスマイルもつける。

「powaさん、働いてますね」
見上げると空になったグラスを手にしたヘンリー。
今日は幹事だ、さっとグラスを取り氷と焼酎。
ロック。

「ヘンリー、私日曜日ブログ始めたの。見たいやろ?
でも2日目にして休んじゃって友達から”更新してない!”と
チェックされたよ」
「まあ、向いてるか向いてないかと言えば・・・ムニャムチャ・・」
「なに?向いてないわけ?」
「まあ、ああいうのはマメかマメじゃないかとえばマメじゃないと
・・・ムニャムニャ」
ハッキリ言うと「向いてない」と思ってるらしい。
反抗期。


悔しいから今日もパソコンに向かう。

だけど、ヘンリーは cafe powa の場所を知らない。




紺色の子供

2005年04月05日 | ひとりごと
紺色の子供だった と思う。

桜が咲き、街行く人もパステル色に染まる。
今朝、ふと「こん色・・・」と頭に浮かんだ。

子供の頃
「powaちゃんはこん色が似合うのよ」
とよく紺色の服を着せられていたような気がする。
制服みたい。
本当は、ピンクとか水色とか着てみたかったような気がする。

子供の頃
ピアノとお習字と公文とっていつもやることを与えられていた。
本当は、どれも好きじゃなかったのに
「やめたい」と言えずにいた。
何をやっても普通でしかない私に親はガッカリしていたと思う。
紺色の服は”できない子”の隠れ蓑。
それは窮屈だった。

紺色って黒に似てるけど、黒のように強い主張もなく、その他
大勢に紛れ込みやすい。
安心。標準。無難。

紺色の子供だ。

大人になった今
何色だって着れる。
真っ赤なコートも、大胆な柄のワンピースも、ピンクのピンヒール
だって。
でも、それらを選ぶ時、ちょっぴり胸が痛む。
しばらくお店の紙袋に入ったままにしてしまう。
初めて着る日、そそくさと家を出る。
罪悪感。

大人になった今
相変わらず普通だけど、”できない子”じゃない。
相変わらず”できない子”と思ってるのは誰でもない、
私自身。


明日
部屋の隅っこで紙袋に入ったまんまのワンピースを着て
出掛けよう。
ちょっぴり春風が冷たそうだけど。


ごろたん

2005年04月03日 | ひとりごと
さよ姫のペットごろたん。

犬派?猫派?と雑誌でもよく特集組まれてるけど、
犬は人なつっこく懐こく、猫は人になつかないって言わない?
ところがこのごろたん

「おじゃましまーす」

と靴をぬがぬうちから

「みゃ~ん」

と伸び上がって御挨拶。

「うひゃっっ!」

と後ずさりするpowa。

逃げれば追うごろたん。
でもついつい逃げちゃうpowa。

そんな私たちも2時間もすればお友達。

さてさて今日はさよ姫のjazzピアニストデビューコンサート。
観客のpowaとごろたん。
そしてごろたんはダッシュで会場入り。
Sシート獲得!(写真参照)
でもね、10分もしないうちに居眠りzzz・・・。
たった二人の観客なのにぃー。
それでもつっかえつっかえマイペースで演奏するさよ姫。
がんばって2人分の拍手を送るpowa。

人懐っこいけど、やっぱり猫って勝手な生き物なのね。
そんなとこ、かわいいよ、ごろたん。

でも、Sシート代は高いぞ~。
プラチナチケットなんだからねっ!