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ぽわわーん日記

とかくに人の世は住みにくい

2014年09月25日 | ひとりごと
山路を登りながら、こう考えた。
智ちに働けば角かどが立つ。
情じょうに棹さおさせば流される。
意地を通とおせば窮屈きゅうくつだ。
とかくに人の世は住みにくい。

有名な「草枕」の冒頭文。
舞台の熊本を通ったので思い出した。

あー、人の世は住みにくい、とよく思う。
そんなこと草枕を初めて読んだ子供の頃は知らなったわ。

だけど、だけど、大人になって楽になったこともいっぱいあるよね。
大人は自由だもん。
自由じゃないと思うこともあるけど、
それは自由を選択してないだけ。

子供の頃小食だった私は給食が食べれなくって
昼休みまで泣きそうになりながら食べさせられたことが何度もある。
でも、今は節約のためにお弁当を作って持って行くこともあるけど、
休みの日なら昼間から美味しいランチにお酒を飲んだっていいわけだし。
単純に食に関して基本、自由。
洋服だって、自由。
住むとこだって、好きなとこに住んでいいはず。
自分次第だけど、自由。
人の世も住みやすくはないけど悪くないなと、
友人が2か月前に予約してくれた話題のお寿司屋さんで思い直しました。

蚤の市

2014年09月14日 | 


去年連れて行ってもらったリヨンの蚤の市。
フランス語はほとんど話せないけど、
数字だけ言ってちゃっかり値切って購入したもの・・・
郵便局員の制服のボタン、コップ、レース、軍のワッペン、シャンデリアパーツ・・・
1年経て今やっと自分に落とし込んでいます。

今年購入したアニエスbのスエットライダースジャケットに軍のワッペンをちくちく。
カッコよくなったぞ。うふふ。
ボタンはゴムに通して、縮緬のピンと一緒に髪に。
レースの付け襟にはブルーのビロードのリボンを合わせてみる。
なんか楽しい。

古着をオシャレに着こなすのは難しい。
福岡でヨーロッパの古着を扱うお店を時々覗くけど
着こなす勇気なく購入には至らない。
一度、デッドストックのサテンのトレンチコートに一目惚れしたけど、
サイズが少々きつく断念。
今でも買っとけばよかったと季節の変わり目に後悔で心が疼く。
でも、買ったとしても着こなせていたか自信はない。
まずは小さなボタンやワッペンで今の服をアレンジすることで練習しよう。


持ってる人

2014年09月01日 | ひとりごと
流行語って面白い。
旬の言葉もあり、消えていく言葉もあり、
それぞれの時代を象徴していて面白いなと思う。

あまりテレビを見ないので遅れているんだと思うけど
「持ってる」という言葉、なんかいい。すき。

何を持ってるかというと、どうやら「運」みたいなのらしい。

「運」というのは偶然に当たる宝くじをイメージするんだけど、
どうやら「持っている」人と「持っていない」人がいるらしい。
先天的に身についてるものなのか、努力で身につけるものか、
よくわからない。

でもね
「powaさん持ってますから~、大丈夫!」
と言われたらお世辞でもうれしい。
自分的には持ってるんだか、持ってないんだかわかんないんだけどさ、
ちょっとした不運は「終わったことだし仕方ない」と切り捨てうじうじ悩まない。
変えられないことを悩む時間はもったいない。
だから人は私のちょっとした不運が頻発してるのを?を知らないから「持ってる」ように見えるらしい。


嫌いな流行語(古いけど)は、「空気読む」ってやつ。
あの言葉が流通しだしてから、人は必要以上に周りにビクビクし出したような気がする。
「空気読めない」と言われるのが怖くって。
それはすごくつまんないことだと思う。
「空気読むってなによ?周りに同調するのがエライのかよ?ふんっ」
と言いたい。
空気は境なく世界を覆っているのに、人を狭い枠に当てはめるための表現に空気使わんでほしいわ。


いい言葉は人を自由にするんじゃないかな。
前に進むエネルギーも持った言葉だけを使っていきたいな。