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ぽわわーん日記

深すぎる、長すぎるお辞儀

2005年05月29日 | ひとりごと
本田健さんの著作100万部突破記念の講演会に行ってきました。
新刊「きっと、よくなる!」を購入した人に抽選で無料招待の講演会。
私は友人から譲っていただけた。ラッキー!

会場のアクロスに着くとすでに長蛇の列。
行列は建物の外まで続いていた。
そりゃそうだ、今日は2千人の来場だったそうだ。

会場に入り、席を確保し、ロビーに行くと書籍、CDの販売コーナーがあり
本田健さんが本を購入した人にサインをしていた。
TV出演もなく、顔写真を全く公開していない人で
「こんな感じだろう」と想像はしていたけど全く想像とちがっていた。
アロハシャツを着ていて日曜日のパパって感じ。
ごくフツーの人。
ちょっと拍子抜け。

ついつい私も1冊購入してしまった。
だって、カリスマを間近で見てみたかったんだもん。
「人生を変えた贈り物」あなたを”決断の人”にする11のレッスン。
ちょうど人はほとんどいなくてスルスルと本田さんの前に到着。
「コレね僕の本じゃないからサインは小さく書くね」
え????ちがうの??
本田さんは刊行によせてと”はじめに”を書かれたんだって。なーんだ。
サインをもらって、握手をして、6歳のお嬢さんらしき小さな女の子から
「はい」とメッセージ付きの名刺を手渡された。
ま、いいや。
この本の著者アンソニー・ソビンズは著名人のコーチングをされてるらしい。
クリントン前大統領、故ダイアナ妃、テニスプレイヤーのアガシなどなど。
帯には本田さんとシュワちゃんの推薦文。ゴージャス。
おもしろそう!

実は私まだ「きっと、よくなる!」を読み終えていない。
開演までの時間で読もうと持ってきていた。
あっ・・・・。
サインはコレにももらえばよかったんだっ。
機転がきかないなー。

開演。

本田健さんスポットライトを浴びて登場。
われんばかりの拍手。
「本日はご来場くださいまして、誠にありがとうございます。」
挨拶は講演だって、コンサートだって、お芝居のフェアウェルだって同じ。
そして、ゆっくりとお辞儀。
角度は直角。
そして、頭をさげたまま随分長い時間が経った。
時計を持っていなかったので何秒間だったのか分からないが
戸惑うほどの長い時間だった。
JR西日本の謝罪会見のお辞儀よりずっとずっと長かった。

深すぎるお辞儀。
長すぎるお辞儀。
観客の息を止めさせるお辞儀。

これだ。
これだけでこの広い会場に本田さんのメッセージが伝ったと思う。
私は戸惑うほどの深く長いお辞儀から1冊の本よりも深いメッセージを受け取った。
ここに来てよかったと思った。
このお辞儀は今日4,5回あった。
いずれも深すぎる、長すぎるお辞儀。
”すぎる”から意味がある。

講演が終わり、今度は「きっと、よくなる!」にサインをもらうことにした。
さっきはするすると到着したが
今度は想像通りディズニーランドのようにくねくねと列が出来ていた。
仕方ない。
機転がきかない自分に再度反省。
とっさの判断ができないからチャンスを逃しちゃうんだよね。
私の状況は講演前と後では変わっていない。
私は最初からサインをもらうべき本を持っていたのだ。
講演前と後で変わったのは周囲だけ。
私がそれを読めなかっただけ。
そういう人って好機を逃しがちだよね。

くねくねと一歩一歩前へ進みやっと本田さんの前に到着する。
さっきと同じように、本を差し出し、サインをもらい、握手をする。
今度は名刺は渡されなかった。
私の前の人たちには渡していた。
でも、私には名刺を渡さなかった。
忘れたわけじゃないと思う。
故意に渡さなかったのだと思う。
私は2度目だから・・・。
これだけのたくさんのサインを惰性でやってるわけじゃないのだ。

行動に意味を持たせること。

それが今日カリスマから直接教えてもらったことだと思う。



*講演の内容は?と聞かれそうだけど、
 講演自体は「きっと、よくなる!」に書かれてることを口から出してるという感じです。
 途中、ウトウト居眠りしちゃった・・・・
 読みやすい本なので是非読んでみてください。

 話は変わるけど、金曜日もアクロスシンフォニーホールに行きました。
 ダウン症の人達が”JOY倶楽部”というプロとして活躍してるの音楽グループの公演へ。
 心から音楽を楽しんでいて、踊ったりして全身から発散してるワクワク感に
 元気をもらえました。
 障害を持っていることを言い訳にせず頑張り、好きなことを仕事にしていることって
 素晴らしい!
 誘ってくれたごろママありがとう。
 大学院での養護教育の勉強は大変でしょうけど頑張ってね!

今週はアクロスでいろんなこと学んだわー。