2013年1月29日
日勝峠周辺にあるペケレベツ岳に、行ってみた。
途中の日高町や占冠村は風が無かったのに、日勝峠を越えて
清水町に入ると、突然強風に激変した。
やはり・・・・・
登山口に到着すると、ゴーゴーと強風と予想と通りの強烈な寒さ。
日勝国道(国道274号)の除雪センター隣の登山口から取り付く。
冬は沙流岳に登ったときと同じ地点から、日勝ピークをトラバースして
ペケレベツ岳に登ったほうが、地形図から判断すると楽だし
実際山スキーの人は、そちらのルートの方が多いかも?
しかし夏道の尾根を登っていく方が、雰囲気がありそうだ。
ミズナラとトドマツが、両側に樹林する尾根を、真直ぐ登っていく。
傾斜もそれなりにあり、雪質の変化が激しく
沈み込み方が、目まぐるしく変わる。
風は一定の風速で、ずっと吹いている。
低山では厳冬期でも、アウターで顔周辺を覆えば事足りるが
この前の雌阿寒岳の強烈な寒さには、驚いた!
その雌阿寒岳の時はMAMMUTの顔だけを覆うバラクラバ(目出帽)を、持っていった。
WINDSTOPPER(防風性が高いメンブレンを、表地と裏地の間に
ラミネートしてある)なので、寒くないが伸縮性が無い。
マジックテープで留めるのだが、かなりきつく留めないと外れてしまう。
なんとなく息苦しく、外すと鼻が寒さで痛く
モチベーションが下がり、敗退してしまった。
寒くて敗退ということが無いように、新しいバラクラバを
直ぐに用意しておいた。
MONTURAのツーピース構造で、ストレッチ素材。
休憩時に直ぐに顔を出せるので便利と思ったが、
下向いて口で息を吐くと、メガネが曇りやすい。
MONTURAで、頭部と鼻がフリース、それ以外がストレッチ素材。
口と鼻に穴が開いているので、息苦しくなく
メガネも曇らない。
これは、使えるバラクラバです。
装備は実際使用してみないと、良し悪しの判断はつかない。
今回は、このバラクラバを最初からずっと被って、登っていった。
中間着も今までは、2種類用意しておいて
登山口でどちらか選択してザックに入れて持って行っていたが
それでは対応できなかった雌阿寒岳以降、必ず2種類の中間着を
ザックに入れて、登ることにした。
今回は厚手の中間着とバラクラバで、寒くはなく
ひたすら尾根を、登っていった。
山頂が見えてきました!
1343mピークまで登り・・・・
コルまで下り、目の前に見える肩へ登り返す。
山頂はさらに奥にあり、隠れていて見えない。
肩まではなかなかの急斜面ですが、クラストしているので
スノーシューの刃がよく効いて、登っていける。
肩を過ぎると傾斜が緩まり、振り向くと
大雪山が望める。
あと僅かだが、此処からハイマツ帯になり
踏み抜きが多くなる。
ペケレベツ岳山頂に、到着!
大雪山方面と登ってきた尾根
芽室岳(左奥)
日勝ピーク(正面)と沙流岳(左端)
山頂は強風なので、写真を撮ったら直ぐ下山開始。
左の1343mピークの風が当たらない南斜面で、昼食とした。
↑今回のトラック(クリックすると、拡大します)
GPSによると、今回の歩行距離は8.6kmでした。
帰路「樹海温泉はくあ」にて、温まっていった。
露天風呂は12~3月まで、閉鎖されていました。
大変な強風に遭ったようですね。
この山は2004年6月に家内と登りました。
行者ニンニクを採りながら楽しい山行でした。
大変な強風というほどでは無かったかもしれませんが、
バラクラバなしでは、厳しかったと思います。
いつも直ぐに日付と登頂回数などが出てきますので、
相当きちんと山行記録を、管理しているのですね。