大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
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プロペラ機の座席

2008-05-04 21:22:19 | 旅の空から
2日続けて新幹線の座席のお話をしましたので、今日はゆったりと空の座席についてお話しましょう。

ご覧の写真は伊丹空港。最近ではローカル便だけでなく伊丹:福岡などの幹線でもプロペラ機が活躍しています。プロペラ機は天候の悪いときはちょっと不安になりますが、晴れているときは飛行高度が低いので眺めは抜群。スピードもゆっくりなので旋回しているときなどは歩いている人もわかります。

さて、今や飛行機の座席はインターネットで指定することが可能になり、飛行コースに沿って右側左側などと予約時に選ぶことができますが、プロペラ機の場合は当日空港で指定してもらいます。(すべてのプロペラ機がそうなのかは不明です・・・ごめんなさい)

この日は写真の36人乗りのサーブ機です。この飛行機は左1人がけ+右2人がけのシートなので、体型上「1人がけ」のシートを希望しました。ところが係員のお兄さんは曇り顔。どうも「1人がけ」の方は席が埋まっている様子。何箇所かに電話しながら「・・・・で許可願います」という声が聞こえます。

以前聞いた「沖縄の離島の中には空港カウンターに体重計があって、全員測定してから席を振り分ける」という話が私の頭の中をよぎります。
(検索サイトで「粟国空港 体重計」や「波照間空港 体重計」で検索してみてください)

もしかして100kg近い人が乗るからそれを申請しているのでは?と心配になってしまいました。そして数分後に渡された搭乗券が「1A」です。



ちょっとひっかかり気味でタラップを登ると、あの申請の意味がわかりました。「1A」の席はタラップを登ったところ。正に出入口だったのです。CAさんが折畳み椅子を下げて後ろ向きに座ると、膝がくっつくくらいのところです。そこでCAさんが「もしよろしければ1B/1Cの席は空いていますので、こちらへどうぞ」と隣の2人がけの席を案内してくれました。やれやれ体重のことではなかったのか?と一安心。

その後は目的地出雲まで、神戸市街や中国山地、日本海などを眺めながらゆったりとした空の旅をしました。最後にCAさんの「本日も皆さまのご協力、ありがとうございました」のアナウンスが印象的でした。