ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

林如先生特別講義2日目

2017年09月08日 | 日記

9月8日(金)、標記の午前は、先生方をご案内して徳島市内の見学をしました。文学書道館で中林梧竹の作品を展示していたので見ていただきました。野田先生は奥様とお嬢様も一緒です。展示会場では学芸員の大林さんに、いろいろとご説明いただきました。

阿波踊り会館に移動して、阿波踊りを見ていただきました。

ロープウェイで眉山山頂にも登りました。天候に恵まれて、景色は抜群でした。

食事後、大学に行き、2回目の授業です。今回は実技指導が中心。

この日は、4人の清朝の篆書作家の篆書を特徴をとらえて臨書するというものでした。鄧石如、呉譲之、趙之謙、呉昌碩の4人です。

まずは先生の示範です。具体的に筆使いの様子を説明しながら書いて下さったので、たいへん参考になりました。

この後に、学生たちの臨書の間に、個人指導をしていただきました。学生たちも充実した時間を過ごすことができました。

15時で講義は終了し、この後に蓑毛先生が鳴門での夕食に案内され、さらに野田先生の車で大阪に向かわれました。

2日間の短い特別講義でしたが、たいへん有意義なものになりました。

今後も、浙江大学との友好関係は続くと思います。

 

 


浙江大学中国美術研究所 林如先生特別講義

2017年09月08日 | 日記

9月7日(木)の13時~15時、標記の授業が開かれました。四国大学大学院文学研究科では中国の杭州にある浙江大学の中国芸術研究所と学術交流が行われています。その一環で、先生が交代で互いの大学で特別講義をします。私も2年前にうかがって授業をしてきたのですが、今年、中国から林如(りんじょ)先生がおいでになりました。大学院生のほか、興味のある学生・教員も受講することができます。全部で10名ほどが受講しました。

林如先生は、昨年度1年間は韓国のソウル大学に交換研究員として派遣されていたので、韓国語も堪能です。私は中国語はほとんどできませんが、韓国語が少しできるので、おかげで会話ができます。9月6日(水)には、関西空港までリムジンバスでお迎えに出て、徳島までお連れしました。先生は明るい性格の才女で、楽しく講義を進められています。

通訳として、高野山大学の野田先生に来ていただいて、にこやかに同時通訳をしていただいています。野田先生は以前、杭州に10年間留学されていて、中国語はぺらぺらで、通訳も的確です。林如先生とも以前からのお知り合いです。5年前に他の先生が講義に来られた時にも通訳としてきていただきました。本学の蓑毛先生とも一緒に勉強された仲間です。

内容は、「中国清朝の碑学理論と実践」というもので、たいへん興味深い講義でした。

本日8日(金)の13時~15時は、実技の学習です。実際に筆を使いながら篆書・隷書・北魏楷書の書き方などを学ぶことができます。午前中は、私が林如先生や野田先生ご夫妻を文学書道館や眉山にご案内する予定です。