ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

谷内清巌書作展、鳥居龍蔵記念館

2019年11月30日 | 日記

11月30日(土)、谷内清巌書作展は、続きます。東側入口にも看板を立てました。倉内さんのご家族やご親戚の皆様が大勢来てくださいました。

10時頃から、石濱先生をご案内して鳥居龍蔵記念館を訪問し、学芸係長の下田順一氏から説明を受け、展示物や資料を見せていただきました。モンゴルや契丹の調査をした鳥居龍蔵の動きに関して、石濱先生は興味をお持ちでした。

私が、改めて興味を持ったのは、彼が南米にまで調査にいっていたことです。ペルーの考古学や文字の調査をしている写真や、壺があって驚きました。以前からナスカの地上絵に関してはとても興味を持っていますので、似たような模様の描かれた壺に見入ってしまいました。

午後に、四国大に戻り、石濱先生を空港までお送りしました。

この日も、昨日の続きのような一日でしたが、学問に浸るのはなかなか楽しいものです。

書作展は明日もあります。9時~18時までです。明日の午後には、洲本市鳥飼公民館の茶道部の皆さん(小学生3名)が、書作展会場で、記念のお茶会をして下さることになっています。

14:00~16:00 入場無料です。どうぞお出かけ下さい。


谷内清巌書作展、石濱裕美子先生講演会

2019年11月30日 | 日記

11月29日(金)、この日から四国大学書道文化館1Fギャラリーで、谷内清巌書作展が始まりました。

作品は大きな作品が約30点、小作品約10点です。

私が最も好きな屏風作品は、洲本市の遍照院の所蔵です。

小作品は三つのガラスケースに収めています。短冊や扇に書かれた作品。

14時半ごろには、人であふれました。15時から、早稲田大学の石濱裕美子先生の特別講演会がありますので、それを聞きにくるついでに書道展にも足を運ばれた方が多かったです。

石濱先生は、最初に岡田鴨里のことについてお話いただきました。石濱先生は、鴨里の6代後の子孫にあたります。

会場には多くの聴衆の皆さんが入られました。

講演の後半は、チベット文字からパクパ文字についても教えていただきました。昔はパスパ文字という名で教わった「元」帝国の文字です。チベット人の聖職者である「パクパ」がチベット文字の印章文字を変形させて作ったもので、のちにその影響を強く受けてできたのが李氏朝鮮のハングルです。このほか、ダライ・ラマの転生のエピソードなどもお聞きしました。

先生の講演の後には、ゼミ生の三原明美さんが5分ほど、谷内清巌の紹介をしてくれました。

その後、聴衆の皆さんを書作展の会場にご案内し、私が列品解説をいたしました。

行事がすべて終了した後に、三原さんが最も好きな清巌作品の前で、記念撮影しました。草書で「華月」と書かれた屏風です。清巌が66歳の時に書いた作品で、彼が住職を務めた蓮花寺の所蔵物です。

多忙でしたが、たいへん充実した一日でした。書作展はあと3日続きます。会場は土日も開いています。9時~18時です。お時間のある方は、ぜひお出かけ下さい。


谷内清巌書作展 搬入

2019年11月28日 | 日記

11月28日(木)、明日から標記の展覧会が四国大学書道文化館1Fギャラリーで始まります。今日の午後に、顕彰会の倉内さんが、来られて、一緒に展示作業をしました。

既に作品は26日(火)に運んでいただいてあったので、この日は、飾りつけだけです。洲本から、嵯峨御流のお花の先生も来られて、お花を生けてくださいました。右端から、お花の先生、倉内一夫様、ゼミ生で谷内清巌の研究をしている三原明美さん、私の妻である太田純です。

谷内清巌が書いた倉内家のふすまの前で4人で撮影しました。

書作展は、明日から、四国大学書道文化館1Fギャラリーで、11月29日(金)~12月2日(月)の4日間、9時~18時まで実施です。

明日の29日(金)、15:00~16:10に、早稲田大学教授の石濱裕美子先生の講演が、四国大学N209教室であります。

演題は「幕末阿波第一の学者 岡田鴨里(おうり)とその子孫: 大義名分論からチベット学まで」です。

その直後に、三原さんによる清巌紹介、その後に書道文化館1Fギャラリーに移って、私が作品解説をします。

どうぞ、お出かけ下さい。

 

 

 


2019芳藍書道展・書道文化学会

2019年11月24日 | 日記

11月24日(日)です。標記に行ってきました。会場は徳島駅前の四国大学交流プラザ5Fです。会場には、学生以外にも、一般のお客様が来られていました。

午後13時から学会が始まり、13:25から講演会が始まりました。

最初は、清荒神の鉄斎美術館の学芸員としてお勤めの柏木知子先生に、「富岡鉄斎の生涯と作品について」と題して講演をいただきました。

画像で作品をたくさん紹介していただき、たいへんわかりやすかったです。

卒業生の天羽汕景さんの「書家としての今」というお話をお聞きしました。

フランスの美術展で受賞されて、国際的にも注目されつつあり、ご活躍中です。既に、書を使った商品デザインなどもたくさん手掛けられています。

最後は、辻尚子先生が、9月に杭州の浙江大学でされた特別授業の報告をしてくださいました。

中国の様子がよくわかりました。

たいへん良い学習をすることができました。講師の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

 


両国本町商店街 インバウンド関連事業②

2019年11月17日 | 日記

 

11月17日(日)、10時頃に両国商店街の「味の城」に集合し、標記の準備を始めました。書道体験講座は11時から開始しました。この日は、徳島県内で様々な行事が開催されていて、花ロードprojectで来られている外国人ボランティアの皆さんが各地に分担参加していたというので、外国人は2名だけの参加でした。書道文化学科の学生は5名参加。4年生の岡谷さん。3年生の木下さん、橋本さん。2年生の組屋くん、西水くんです。

香港人のアンソンさん。「楽天」と書きました。

ロシア人のビクターさん。自分の名前を漢字で「美九田」と書いています。

各自、名前をウチワの片面に書き、裏には好きな漢字の言葉を書いています。ビクターは「希望」、アンソンは「楽天」。

地元の小学生が参加して、組屋君、西水君が主となって教えました。

隣の机では、茶道体験が行なわれていました。四国大学の茶道部の学生がお手伝いのために2名参加していました。

この後に、新町川公園の「トモニsunsunマーケット」に移動し、阿波踊り体験です。二人は手に自分が書いたウチワを持っています。外国人は、徳島市在住ドイツ人のペドロさんが加わりました。法被姿の右側の男性です。

浮助連と四国大学連が参加し、多くの観光客にも教えてくれました。

最後に、各連の演技を見せてくれました。会場からは拍手喝采。

楽しく過ごしたあと、学生とウッドアイビスで食事をしてから大学に戻りました。天気が良かったので顔が結構焼けました。学生もよい経験ができました。次回は12月15日(日)にあります。