ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

全国高校書道展表彰式2022

2022年07月31日 | 日記
7月31日(日)、オープンキャンパスに合わせて、標記が実施され、全国から高校生が集まってきました。まずは、書道文化館1階ギャラリーで、展示作品を見学しています。





12時からはN209教室で、表彰式です。入口で受付をした後に会場に入ります。


司会は、2年生の新垣君、三浦君、1年生の原さんが担当です。


学長賞から賞状を授与していきます。


遠方で来れない学生はZoomを使って授与しました。理事長が画面に賞状を見せます。


表彰式は40分間で終了し、その後に隣の部屋でお弁当の昼食をとった後に、S301に移動して、体験授業に移ります。辻先生が指導するアート書道の授業です。


手伝いの学生は3年生の麻植さん、近藤さん、2年生の藤本君です。



大勢の生徒の皆さんが参加して、熱心にウチワ作品を制作しました。
暑い中、皆さんお疲れさまでした。





実用書法2022 表札作品の一部

2022年07月30日 | 日記
7月27日(土)、明日はオープンキャンパスおよび四国大学高校書道展の表彰式があります。
先週の木曜日で前期の授業が終わり、成績をつける仕事に追われています。3年生で実施している「実用書法」の授業で、例年のように表札の制作をしました。筆で書いた原稿を木の表札に転写して、彫刻刀で彫って墨を塗り、柿渋で塗装しました。実家のために制作した学生が多かったですが、親戚の苗字を彫ってプレゼントする学生もいました。作品をいくつか紹介します。





彫り方は、陰刻(文字の部分を彫る)もあれば陽刻(文字を彫り残す)もあります。学生が技法を選んで彫っています。
表札の板は、徳島の製材業者さんにお願いして削っていただいていますが、「桜材」を使っています。木目が美しく堅さも適度で比較的彫りやすく、価格も手ごろです。しかし、お花見でよく見るソメイヨシノではなく、山桜や、花の目立たない、巨木になる種類の桜だそうです。

やはり木の表札は味がありますし、学生がそれぞれの個性で、保護者やご親戚のために熱心に制作した表札は、文字の上手さ以上に愛情があふれていて、お金には代えがたいものになると思います。柿渋も2回かけていますので、防虫・防腐の効果がある程度期待できますが、雨が当たるような場所に掛ける場合はニスをかけていただくのが良いでしょう。風雨の当たらない場所であれば、このような作品は意外に長持ちし、数百年後も残る可能性があります。

このように、実用的に使えるものに書を使っていただくのは、とても有意義だと考えています。

はれるや公演 海上自衛隊航空基地サマーフェスタ2022

2022年07月17日 | 日記
7月17日(日)、標記のために早朝から準備をし、7時半には学生が出発、私も8時半には出発して、9時半には会場に到着しました。


この会場は、ヘリコプターの格納庫ですが、この日は飛行の様子を見せるために外に置いているので、イベント会場として利用しています。日射しの強い日でしたので、ありがたい設定でした。



小松島市のゆるキャラ「こまぽん」が自衛隊の宣伝にも協力することになり、その認定式がありました。


自衛隊の音楽隊のジャズバンドが約30分間の演奏会をし、多くの観客が集まりました。すばらしい演奏でした。普段は香川県善通寺の基地で勤務していて、四国内でのイベントの際は演奏するので、ファンも多いそうです。


11時20分からが、書道パフォーマンスの時間です。MCは吉田初咲さんです。「はれるや」の紹介をしました。


100人ほどの観客が見守る中、演技が始まりました。4×5mの大きな紙です。


書く前に腕を振り上げて、見せ場を作っていました。書道パフォーマンスは下を向いて動きながら書いている時間が長いので、顔が見えにくいのですが、このような演出は、観覧者が演技者の顔を見ることが出来ますし、撮影者にとっては良い構図場面を増やすことにつながります。またお客様の反応を見ながら実施できる利点があります。


麻植柚花さんがこれから書こうとしています。


児玉留実さんがこれから書こうとしています。


みんな楽しそうに演技をしています。







いよいよ最後の大字を芦和晴佳さんが書き始めます。



完成後、余分な墨を吸い取り、紙を180度方向転換します。


立ち上げました。自衛隊員の皆さんにも手伝っていただき、裏から棒で支えています。演技時間は約10分間でした。


最後のMCは児玉留実さんです。入道雲を描いた上に、自分たちで考えた、航空基地にちなんだ文章を書いています。
作品は立ち上げるので、どうしても墨が垂れてきてしまいます。展示用に同じ形式・大きさの作品を既に書いて依頼者に提供しています。


終了後に方向を変えて撮影しました。


珍しい会場で、大勢の皆さんに見ていただき、たいへん喜んでいただきました。気温もだいぶ上がったので、彼女たちは汗だくで演技していました。

終了後に私は道具を積み込んで一足先に大学に戻りました。学生たちは仕事が終わったので、サマーフェスタの他の企画も少し楽しんでから帰るように指示しました。お疲れさまでした。

はれるや 書道パフォーマンス練習 7/17に向けて

2022年07月14日 | 日記
7月14日(木)の放課後、3年生の女子書道パフォーマンスチーム、「はれるや」の4名が、書道文化館1F教室で、今週末7/17(日)11:30から実施される公演に向けて熱心に練習していました。
麻植柚花さんがタイトルを書いています。


続いて吉田初咲さんと児玉留実さんが文を書いています。


麻植さんと吉田さんがさらに文の続きを書きます。書く時に右腕を振り上げる動きがとても優雅です。


芦和晴佳さんが大字「舞い」を書きます。児玉さんが補助に入ります。



印を押して仕上がり、墨のふき取り作業に入りました。これで完成です。


終了後に、作品を見ながら反省会です。この字をもっとこうした方がよい、とか、この動きをこうした方がよいなどの意見交換をしていました。私も少しだけアドバイスをしました。


動きも、書の表現もどんどん上手になっています。
7月17日(日)は、小松島市の海上自衛隊航空基地でのサマーフェスタに招聘されています。下記サイトをご覧ください。


パフォーマンスは「第一格納庫」内で実施するとのことで、11時半ごろからと聞きました。物品の搬送なども自分たちで実施するとのことで、チームとしても自律的に動いています。写真撮影と応援に行こうと考えています。一般公開のお祭りです。お時間のある方はお出かけください。