ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

2016新入生歓迎錬成成果1・2班展

2016年05月30日 | 日記

5月30日(月)、書道文化館1Fで、標記の展覧が始まりました。2班ずつ共同して、2週間交代で、6班全員の作品を展示します。まずは1・2班です。

例年制作されている巨大な合同作品です。

展示ケースの中には仮名作品が展示されていました。

また、錬成中の様子も写真で展示されていました。熱心に書いています。

大学にお出掛けの際はぜひご覧ください。

 

 


お好み焼き いさちゃん

2016年05月29日 | 日記

5月29日(日)、夕方に標記のお店に行ってきました。6月初めから新規オープンする徳島市栄町のお好み焼き屋さんです。この経営者は、既に徳島市秋田町で営業されている居酒屋「小島」の御主人、小島勇さんです。姉妹店舗としてお好み焼き屋さんを経営することになったのです。「小島」の店舗からは秋田町の大通りを渡ってすぐのところの栄町の看板から西へ20m行ったところです。看板と内装の文字を学生に書いてほしいとの依頼が2月頃にあって、当時時間があって大学に来ていた現2年生の2名に3月にお願いして書いてもらいました。それが木に彫られたり、染められたり、加工されて実際に飾られるようになったためです。開店前の内覧会のような形で関係者が招待されました。表の看板は玉城千博さんが紙に書いた原稿を、小島さんが木に刻しました。小島さんは篆刻を嗜んでおられますので、刻字もお手のものです。木は柿渋で着色されたそうです。印は小島さんのお名前で、「勇」と刻しています。

暖簾には縦書きに書いた作品を染めていただきました。

女性従業員のTシャツのロゴや、名刺のロゴにも使われています。これらも玉城さんの書です。

店内装飾の扁額には、小島さんが作られたお店のコンセプトの文章を漢字仮名交じりで書いています。こちらは宇良樹希くんにお願いしました。左から宇良くん、玉城さん、小島さんです。

この日はひどい雨でしたが、お店のパワーを感じさせる看板と内装が輝いていました。ご繁盛をお祈りしています。最後にお店の表の様子です。

6月になって、本格的に開店しましたら、営業時間などお知らせいたします。どうぞお出かけ下さい。住所は、徳島市栄1丁目、電話088-622-3376。

 


北村方義集

2016年05月25日 | 日記

5月25日(水)、標記の本が送られてきました。3年前ほどから私も執筆に関わっていた本がつい5日前に完成したばかりです。本の題字も書かせていただきましたが、金文字になっていました。

北村方義(きたむらまさよし・ほうぎ)(1834~1901)は、私の郷里である長野県須坂生まれ。幕末から明治に活躍した漢学者です。書は亀田鵬斎の流れを汲みます。

http://www.suzakamap.com/tanken/page.php?_id=211

今まで、全国的にはあまり注目されていませんでしたが、たいへん優秀な学者で、役人・教員も務め、長野県教育に大きな影響を与えた人物です。彼を讃える頌徳碑が長野市妻科神社の境内に建っていて、日下部鳴鶴の書によるものですが、私が信州大学教育学部の4年生の時に卒業研究で、拓本を採った石碑の一つです。その関わりから、漢詩の解釈の校正、幟の解読などに取り組みました。この本を刊行した中心人物の滝沢和久さんは、私の小学校6年生の時の恩師である青木廣安先生から紹介された方です。数名の学者が共同で作成した本です。

新潟大学の岡村浩先生も関わられています。学会でよくお会いして、仲良くさせていただいています。

漢学の流行らない現代に、珍しく硬派の本が出版されたと思っています。滝沢さんの熱意に引っ張られてできた本です。B5版、246ページ。興味のある方は、発行者に問い合わせてください。5000円程度はすると思います。爆発的に売れることはありえませんが、このような基礎文献は、長い時間が経過しても文化的な高い価値を保つものです。


淡路市役所のパネル展

2016年05月25日 | 日記

5月25日(水)です。昨日、淡路島の「益習の集い」の高田さんから6月のパネル展のチラシデータが送られてきましたので掲載させて頂きます。5月8日(日)に行なわれた洲本歴史ウォークの続きといえるイベントです。淡路市役所の1階ロビーで行なわれます。私も資料提供しています。

淡路からは、幕末から明治に優秀な人物が多く出ていますが、この地域は旧徳島藩から兵庫県になったために、エアースポットとなって歴史調査が今まで充分に行なわれていませんでした。近年、「益習の集い」の皆様がそれを熱心に取り組んでおられますので、協力させていただいているところです。ぜひお出かけ下さい。

 


四国大学書道文化学会 第12回春季講演会

2016年05月16日 | 日記

5月15日(日)、13:00~16:00、標記の会が四国大学R館で行なわれました。京都から書家の川尾朋子さんが来られました。今年から四国大学文学部の特認教授として就任されました。川尾さんは書の中に自分の写真を入れ込む独特の作品を作られています。

既に様々な企業や商品のロゴのデザインをされています。漫画「へうげもの」の題字も担当しています。詳しくは下記サイトをご覧下さい。http://morning.moae.jp/lineup/13

墨の飛び散りも上手に活用されています。

このほか、川尾先生のご活躍は下記のサイトをご覧下さい。

http://www.kawaotomoko.com/blog/

この日は学外からの参加者も含め、全部で82名の参加者がありました。

最後に、13名の学生も交えた書道パフォーマンスを見せていただきました。一画ずつのリレーでの制作です。

作品が完成しました。

この後は、本学の辻尚子先生の講演もありました。

終了後に、参加者に簡単な感想文を書いていただきました。書道の勉強は、様々な人のお話を聞くことも大切です。