ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

徳島城博物館企画 蜂須賀茂韶展

2016年07月31日 | 日記

7月30日(土)、午後に標記の展覧会を見にいきました。学芸員さんによる講演会がありました。

「戊辰戦争期、京都での茂韶の日々」という題名でした。言継帳という、当時の藩医の関寛斎などが書いている日誌が見つかったことで彼の動きが正確に分かってきました。

なかなか興味深い講演でした。展覧は8月15日まで実施しています。ぜひお出かけ下さい。

 


香川県での資料収集

2016年07月30日 | 日記

7月29日(金)、香川県に、著作のための資料収集に行きました。高松市西植田町中谷集落にある神内一族の本貫の地です。現在も神内の地名が残り、中世の神内城の跡や墓域が遺されています。神内一族は源平合戦では源氏側で活躍します。案内看板がありました。

奥には江戸時代の墓域もありました。

この後、琴平町に移動しました。

駅近くに、幕末建造の松尾高燈籠があります。これも著作の中に出て来る素材です。

日本一の高さです。この場所はかなり内陸ですが、この燈籠は瀬戸内海の船からも見えたそうです。金毘羅さんは元々はインドの海を守る神様です。ヒンズー教の「クンビーラ」が漢字で書かれたものです。詳しくは下記をご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%AF%94%E7%BE%85

近くに、とても味のある狛犬がいました。江戸時代に建立されたものです。これは「吽形」の方です。現在ではメスの獅子とされていますが、もともとはイラクのメソポタミア文明の中で、王の墓域を守るユニコーンを表現していました。頭に角があるのがその名残です。ライオンとユニコーンが対で墓を守っていました。いつの間にか、夫婦の獅子になってしまいました。しかも日本にはこの形式は朝鮮半島から入ってきましたので「高麗犬」と言う名になり、現在では文字を替えて狛犬になりました。日本には、ユーラシア大陸各地の文明がこのような断片として残されています。日本人はまだあまり気付いていませんが、私たちの身近には世界的な観光の素材が満ちていますので、外国人観光客にとっては興味が尽きないでしょう。今後も、宿泊や語学対応がうまくいき、このような町中の遺物にも説明がされるようになれば、フランス並みに外国人観光客が8000万人などというのも夢物語ではないと思います。

この後、5校高校訪問をしたあと、神内さんと著作の打合せをして、家に帰ったらもう夜でした。なかなか暑い1日で、顔がもうかなり焼けています。

 


小星 希望の書展 作品制作中

2016年07月28日 | 日記

7月28日(木)、今日で、前期の授業は終わりで、明日からようやく夏休みです。2年生の最後の授業では、テストの返却、学習のまとめを早めに終わらせて、後半は標記の作品制作に取り組みました。この書展は、過去2年間、7月に実施していたものですが、今年は、秋に実施が決まっていて、それに展示するためには今日が最後のチャンスでした。作品を作ることは既に先週の授業で知らせておきました。

みんないろいろ考えて、ユニークな作品がたくさんできました。他の学年の作品も既に完成しております。これから、裏打ち作業や、額に入れたり、色画用紙に貼ったりして展示準備をします。また展示時期が正確に決まりましたらお知らせいたします。

 

 

 


両国本町商店街バナー2016 制作中

2016年07月27日 | 日記

7月27日(水)、太田ゼミの3年生の授業で、標記の作品制作をしました。アクリル絵の具を使い、多人数の授業では困難が伴うので、いつもゼミの学生に担当してもらっています。今年の3年生のメンバーは6名です。今回は一昨年と同じ題材ですが、商店街の依頼で、再度「阿波弁」を扱うことになりました。やはり、方言は多くの人の興味をひくそうです。

沖縄県出身の山里瑞紀さん

愛媛県出身の井上咲季さん

徳島県出身の緒方彩佳さん

徳島県出身の中川純佳さん

徳島県出身の笠原奈菜さん

高知県出身の門田悠くん

慣れないアクリル絵具ですが、手早く制作を進めて、1時間で32枚のバナーが書きあがりました。阿波踊りの開幕までには飾り付けられると思います。どうぞお楽しみに。両国本町商店街も阿波踊りの会場になりますので、ぜひお出かけの際はご覧ください。

 


うみがめ祭り 書道パフォーマンス 2016

2016年07月26日 | 日記

標記のイベントが去る7月16日(土)に、美波町で行われました。私は行けなかったので、南部地区コーディネーターの久米直哉さんに撮影をお願いしました。昨日、データを頂きましたので紹介します。この日の書道パフォーマンスは、書道クラブの1・2年生12名が担当しています。

作品は2点です。まずは、翼をテーマにした作品。

次には「勇進」をテーマにした作品。

昨年よりもPRがうまくいって、大勢の観客が来ています。

この日は、四国大学の松重学長や、徳島県の飯泉知事も参加されて、すぐそばで観覧してくださいました。四国放送のゴジカルで活躍中のお笑いユニット「セカンド・ストーリー」も参加されていました。小柄な方の女性、長谷川さん(青のボーダーのシャツの方)はこの3月まで、四国大学の事務職で働いていた方です。大学事務職から芸人に転身した珍しい経歴です。

学生にとっても、美波町にとってもよい効果があったと思います。祭のスタッフの皆さんや、久米さん、お世話になりました。ありがとうございます。