12月31日(月)、2018年の大晦日です。昨日の午後に、郵便受けに小学校6年生の時の恩師である、青木廣安先生の新著が届いていました。12月19日に出版されたばかりの新著です。郷里の長野県須坂市に御在住で、私が年に一度の帰郷の際には御挨拶にうかがっています。
先生は小中学校の教員としては、退職前に上高井郡高山中学校長として御活躍の一方、学者としては地理学が専門で、長野県地理学会の会長であり、長野県史刊行会常任編集委員でもあります。80歳を超えた今も、研究にうちこまれています。
長野県北部にある須高地区(須坂市・高井郡)に流れる川の地理と歴史について、専門的な内容を分かり易く書かれています。たいへん読み易く、しかもご自身の経験や思い出話なども折り込まれていて楽しいです。地理学・歴史学のエッセイと言ってよいと思います。ここ数年、健康を害されて、入退院を繰り返されていましたが、その中で「研究史のような自分史」を作られたのだそうです。
今、自分が学問に関わる仕事をしている原点には、過去に指導して下さった先生方の影響が大きいのですが、青木先生も、そのお一人です。感謝の気持ちでいっぱいです。
龍鳳出版からの発行、1500円+税です。是非お読み下さい。