前後しますが、9月19日(金)、福岡から帰る途中に山口県萩市に立ち寄り、松陰神社を訪ねました。3年生ゼミ生の和田さんが卒論で吉田松陰の書を扱いたいということで、私自身も勉強のための、少しだけ帰り道を回り道しました。わずか2時間程度の滞在です。
NHKの来年度の大河ドラマが吉田松陰の妹を主人公にするもので、町にはその宣伝があちこちに飾られ、観光客も多かったです。松陰神社の中に松下村塾があります。静かなたたずまいでした。
隣にある歴史館には、吉田松陰の生涯が、等身大の人形でいくつかの場面に分けて、再現されていました。ドラマを見ているようで、たいへん見ごたえがありました。
写真は、佐久間象山との会見場面を表現したものです。
昔、大学院生の時に一度ここは訪ねたことがありましたが、当時はそれほど関心が高くなくて、なんとなく見ていただけでしたが、今回は、いろいろなことを考えながら見ました。
受付の方にお聞きしたところでしゃ、ここには、大河ドラマの出演俳優さんたちも大勢訪問して研究をしているそうです。
吉田松陰の書は、右上がりの強い、清潔感のあふれる良い字です。
通常の博物館では撮影ができませんが、これは最近できた道の駅の展示スペースで複製が展示されていて、自由に撮影できるところから撮影しました。
和田さんはこのような書を研究することになります。
このほか、彼の書作品はたくさんありましたので、冊子を購入して帰りました。
日本が、今、曲がり角の時代で、行き先に迷っているところですので、戦国時代や幕末の動乱の時代に、日本の先輩たちはどのように考えて行動したのかをしることが、今後の私たちの生き方を考える参考になると思います。
プラス面・マイナス面の両方を知りながら、歴史を考察していくことが大切だと考えています。
吉田松陰を調べることは、たいへんタイムリーだと思いました。
なお、現在、このブログはOCNのブログサービスによって運営していますが、OCNがブログサービスを中止するということですので、近々他の会社のサービスに乗り換える予定にしています。今までのデータがそのまま表示できるか未定ですので、過去のデータの必要な方は適宜コピー願います。