ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

アミコ専門店街での書き初め大会

2013年01月19日 | インポート

Amikokyousitu21月19日(土)、来週火曜日から、徳島県立近代美術館で「チャレンジ徳島」という催しものが始まります。この日は午前中に書道文化学科の学生6名を引率して、展示作品の搬入に行きました。作品は公開前ですので、この展示の様子は来週に掲載します。

午後は駅前専門店街であるアミコで行われた「書き初め大会」の運営のお手伝いに行きました。

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これは、東新町商店街の長谷川晋理さんから依頼があり、「びざん大学」という町おこし活動の一環で行われたイベントに協力したさせていただいたのです。この活動の詳細は下記のサイトをご覧ください。

http://bizandaigaku.net/

四国大学書道コースの卒業生である竹丸陽子さんがメイン講師となったのですが、学生たちも写真のように、一般のお客様の希望に応じた作品を書くお手伝いをしました。お客様は幼児を連れた親子連れが最も多く、自分の名前を書いたり、幼稚園で教わった字を書いて記念に写真を撮る場面が微笑ましかったです。また、お年を召した方々が座右の銘などを一生懸命書かれている場面も多く見ました。

学生たちは、アドバイスをしたり、お手本を書いたり、指導自体を楽しんでいました。作品に印を押して仕上げると、皆さんはそれを大切に紙に包んで持ち帰りました。今頃は各ご自宅で壁に飾られていることでしょう。

Amikokyousitu_2この日は、徳島市の企画政策課の皆さんも運営に参加されていて、特に、徳島市のユルキャラ「トクシィ」も特別参加し、書を書いたり、子供たちを連れてきたり、一緒に記念撮影をしたりで、大活躍でした。やはり、ユルキャラが1人いるだけで場が和やかになります。学生たちも喜んで一緒に撮影し合っていました。

このユルキャラは一昨年の公募で決まったもので、福岡県八女市のデザイナーさんの考案で、阿波踊りと魚をモチーフにしていて性別は女性だそうです。昨年から多くのイベントに登場して、人気上昇中です。頭には阿波踊りのかさを被り、そのかさには徳島市の市花であるサクラの花が咲いています。写真の中でトクシィちゃんが持っている平仮名の「とくしぃ」の書は、彼女がこの場で自分自身で書いたものです。彼女は視力が弱く手元が見えにくいらしく、かなり苦労して書いていました。彼女の詳細は下記のサイトをご覧ください。またトクシィブログにもこの書き初め大会の記事が載っています。

http://www.city.tokushima.tokushima.jp/imageup_character/index.html

http://www.suito-tokushima.jp/tokcyblog/20130119_4789.html

このようなイベントに学生が参加して、それを盛り上げるとともに、運営方法を学ぶことは彼らの将来に大きなプラスになります。

約2時間半の中で50人程度のお客様がこられたでしょうか。このような、人が大勢通る場所での書道体験というのはなかなかおもしろいものです。