出来ないを楽しむ

レッスン中に

私から言われたことをやろうとして、

ピアノを弾くけれど、

分かっているのに

指が勝手に違うことをしてしまう。

あらら、

とばかりにHちゃんが笑う。

もう一回！

と挑戦してもらうけれど、

やっぱり指が勝手に

違うことをしてしまう。

Hちゃん、それが面白くて

声をあげて笑う。

そんな姿を見て

1年前を思い出す。

1年くらい前まで、Hちゃんは、

レッスンの時に完璧に弾こう

と思っていたのか

間違えちゃいけない

と思っていたのか

出来ないとよく泣いていた。

レッスンあるある

ではあるけれど。

レッスンの時に

ちゃんと弾けなきゃ！

という思い。

Hちゃん、成長したなぁ

と感慨深い。

出来ないをほったらかし

でもなく

出来ないを楽しんで

過程を面白がって

練習できるようになってきた。

心に余裕が生まれたかな？

心が強くなったかな？

ホッと安心。

もう出来なくても

泣かないね（╹◡╹）

選曲

発表会の選曲も大詰め。

残すは小学校低学年と

幼稚園生。

大抵私が3曲に絞り出し、

そこから1択、

もしくは2択

当人に選んでもらう。

Sちゃんは

3曲目に惹かれている様子。

ただ、それを選ぶには条件があった。

3番目の曲を選ぶなら

いつもより練習を熱心にすること。

2曲目なら

いつもより、すこーし

練習を多くしよう。

1曲目なら

普段くらいの練習量でOK。

普段の練習に波のあるSちゃん。

「分かってます。

だからちょっと迷うんだけど…」

と。

でも決めた。

練習頑張って3曲目を弾きたい！と。

うんうん、そうだね。

せっかく発表会。

頑張ろう！

そう思ってもらえて、

私も嬉しい！！