ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

伝えたい

2019-02-11 23:31:01 | レッスン
発表会もあとすぐの所まで来ている。
熱心に練習を重ねる人と、
そうでない人、
真っ二つ!
怒られないとやらない人、
怒られてもやらない人。
課題を自ら見つけられる人、
見つけられない人。
話すと変わる人
話が伝わらない人。

とにもかくにも、
自分から歩き出そうとしてほしい、
と強く思う。
自発性、これを置き去りにしたくない。

だから、
それぞれのタイプに合わせて
向かい合い方を変える。
何とか、「自分がやらなきゃ」
と思ってほしい。
「先生が何とかしてくれるだろう」
のまま進みたくない。

そんな私の思い。
伝わってほしいなぁ。。。
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やっと!

2019-02-11 23:07:40 | レッスン
「余裕~」
発表会の練習に入ってからこちら、
ずっと、こんなセリフを言い続けていたAくん。
だから、ずっと練習が雑だった。

ユーチューブやらCDやら、
参考演奏を聴くと、
その奏者の表現やクセを感じ取るのが早いAくん。

「あの人はこうやって弾いていた」
とか言いながら、
どんどんその奏者の真似をする。
…、またその真似が上手なのだ、感心してしまうくらい。

「真似じゃなくて、
Aくんがどう感じて弾くか、
そこが大事なんだよ!」
と話しても、
伝わっていないことは分かる。

先週、たった4小節でレッスンが足止めになった。
「あの人はこう弾いていた」
と、やはり真似て演奏するAくん。
すごく単純なリズム、ただの接続パート。
が!!
「その演奏者が何故そうやって弾いていたのか考えてよ。
Aくんが同じように感じているんならいいけれど、
Aくんはここ、どうしたいと思って弾いているの?」
完全ノープランのAくんは答えに困った。

「Aくんが、ここをどういう場面にしたいのか、
自分で色々弾いて感じて考えてきて。」

これがAくんの宿題。

そして今週。
ちゃ~んと考えて弾いてきてくれた。
Aくんの音楽になっていた。

「時間がなくて、あんまり練習はしていない」

とは言うけれど、
練習所要時間ではなく、
練習の密度。
ただ弾いていたのではなく、
考えて弾いたことが
演奏を聴いてすぐに分かる。

ピアノは正直だ。
何となく弾いていたのと、
考えて弾いていたのでは、
音の鳴り方も伝わり方も変わる。
大事なこと。
きちんと伝えていきたい。
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