ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

これ!

2014-06-06 14:53:54 | レッスン
何となく、何となくな練習を繰り返してしまいがちなRちゃん。
それでいつも私からレッスン中に練習のやり直しをさせられてしまうRちゃん。

でも今日のRちゃんは違った。

すごくリズミカルに生き生きと演奏。

「この曲、好きでしょ?」
と聞くと、うれしそうに
「うん!」
と答えてくれた。

お家の人が付きっきりで教えてくれたんじゃない、
自分の力で弾いていて、楽しくなってきて、
それで演奏が変わっていったことが、
Rちゃんの奏でるピアノからよく分かる。

久しぶりにRちゃんの演奏を聴いた気がした。
難しいことに捕らわれ過ぎずに、
音楽にとっぷりのめり込んでノリノリで弾くRちゃん。

きっと練習しながら
「これ!好き!!」
な~んて思ったのかな?

「これ!」
と思う曲に、いつもいつも出会わせてあげられたらなぁ。
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ペース

2014-06-06 14:37:09 | レッスン
ピアノを始めるにあたって、
小さい子には特にお家の人の協力が必要。
でもそれは、隣にべったり貼りついて練習の指示を出してほしい、
というものではない。断じて。

私からお願いしているのは
「一日に一回、練習ができそうな時間帯を見計らって、
練習は?ピアノは?
の声かけをしてください」
ということ。

Nちゃんのお母さまにもそれをお願いしていたけれど、
始めて1カ月ほど、中々うまくいかなかった。
「やっぱり、私が付いていた方が…」
とお母さまに心配されたけれど、
心の独立も目標の一つだから、大丈夫とお話した。

遊んでいる時や、これで遊ぼう!…等々、
頭が遊ぶことでいっぱいになっている時に
ピアノの話を持ちかけられても、
いくら弾きたいと思っているピアノでも邪魔に思われてしまう。

Nちゃんの場合は、そんな感じだった。

だからNちゃんとお話をしてみた。

聞けばNちゃんは朝、時間があるという。
じゃぁ!
ということで、

起きてすぐ、遊び始める前に、
お母さんが朝ごはんを作ってくださっている間に
ピアノの練習をしよう!

と。

その取り決めを
「お母さんにお話しておいたほうがいい?」
とNちゃんに聞くと、
「大丈夫!できるよ」
と返してくれたNちゃん。

そしてまだ幼いNちゃん、
毎朝ピアノを弾くようになった。
一度、お父さまがレッスンに顔を出してくださったことがあって
「Nちゃんのピアノ、聞いてます?」
と聞くと
「朝、何だか一人でポツポツ弾いてますよ」
と。
嬉しい報告。

大人からの指示なしに、
自分で自分のペースを掴んでいけている様子。

あれから3カ月くらい。
今もNちゃんは一人で淡々と練習を毎朝できているよう。
新しく覚えなければいけないことも、
一週間、きちんと練習をしてくれているので、
忘れることなく、きちんと覚えられている。
たま~に間違ったことをしてくることもあるけれど、
それはそれ、
「あぁ、あの説明だとこう考えるのか」
「こんな風に理解したのね」
とこちらのNちゃん情報になるので、
そこを修正するのが私の仕事。

自分一人で練習をする習慣が付いてきているので、
お話を本当によく聞いてくれる。
そして、自分のことをしっかりお話してくれる。
心の独立も立派!

ピアノを始めたばかりの導入期。
練習のペースを掴むまで、私もドキドキしながら見守る。
うまくペースが掴めたことが分かると、本当にホッとする。

一つ一つ、こうしたことを積み重ねながら、
みんながピアノを楽しんで弾けるようになってくれたらなぁ、
と心からそう思う。
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興味とコツ

2014-06-06 14:24:30 | レッスン
3月の初めての発表会以来、
Jちゃんのピアノ熱は冷めない。
発表会の練習に入る前までのJちゃんとは、正直別人。

発表会の曲への練習を懸命にやってみて、
そして発表会の間中、お友だちが弾くピアノに熱心に耳を傾けて、
それで得たものが大きかったよう。

普段の曲以上に、
弾きこむということをしっかり経験できたお陰で、
曲をじっくりしっかり聴くことができるようになった。
どんな練習をすれば、良くなっていくかが分かるようになった。
音を鳴らし始めた所から音楽の流れがあることに気が付いたから、
Jちゃんの演奏にも流れが加わった。

そして、これ、
私からの指示に察しがつくようになった(笑)

レッスン中に私が
「ここのところね」
と話しかけると、それだけで
「あぁ~~~!!分かった!」
って。

「こんな感じでJちゃん弾いてるけど…」
と言いかけただけで
「あぁ~~!こうだよね」
と言ってやってみせてくれる。

私からの注文に
「これはさ、あの曲のこういう所と同じ感じだよね」
とか
「あの時と同じ練習をすればいいかな?」
とか。

音を鳴らすだけの練習だったJちゃんが、
発表会をきっかけに、音楽に向き合えるようになった。
そして、それを本当に楽しんでいる様子。

小学校に上がるタイミングだったから、
学校のペースを掴むのと、練習のペースを立て直すのと、
きっと苦労するだとう…と想像していたのだけれど、
そんなのは全くくだらない心配だった。

興味をもち、
演奏のコツ(…?とは違うかな?…でも、それみたいなもの)が分かったJちゃん。

すごい感受性を持ち合わせていたんだと、
Jちゃんの最近の演奏から改めて目の当たりにさせられている。
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