ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

もっともっと

2010-09-08 09:35:18 | レッスン
いつも謙虚なHちゃん。

「アリエッティの曲、私に弾けるかな?」と言うので、
私は全然知らない曲なので、CDを持ってきてとお願いした。
その中で、
「もし、弾ける曲があったらやってみたい」
とHちゃん。

1週間お借りして聞いてみたところ、
Hちゃんなら、頑張ったらとてもきれいに弾いてくれそうと思った。

レッスンに来たHちゃんにそれを伝えようと
「アリエッティなんだけど…」
と話し始めるとすぐに、
「ああ~、ダメでしょ。無理だよね。やっぱりね」
と早合点。
「いやいや、弾けると思うよ。大丈夫と思う」
と言うと、
「え~でも、すっごく難しいでしょ」
とHちゃん。

Hちゃんはいつもこんな感じ。
常に姿勢が謙虚。

でもだからと言って、後ろ向きになっているわけではなく、
「無理だと思うんだけどぉ、でもやってみたい」
と常に前向き。

もっともっと色んな曲を弾けるようになりたいと
上昇思考の強い、謙虚なHちゃんなのです。

いつも笑顔でピアノを弾いてくれるHちゃんに、
いつも私が温かい気持ちをもらってます
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火車

2010-09-08 09:22:12 | その他
「火車」 宮部みゆき

宮部さんの作品を読んだのはこれで2作目。
以前読んだ「英雄の書」もよかったけど、
個人的にはこちらのタッチの方が好きだな。
ファンタジーより、こちらの方が。。。

女性作家らしくなく、文章がカッチリしていて、
しっかりした印象でした。

彰子の行方不明から始まり、
喬子へと繋がって行くあたり、
調べる人が調べると、
繋がりを断ったつもりでも切りきれない、
何と言うか、世の中の人との関わりを思わされる。

前半は彰子のカワイソウな人生がクローズアップされるが、
後半は喬子のこれまたカワイソウな人生が描かれている。
自分の力ではどうにもできない人生、
悪い力にハマって行く堂々巡りな感じが、
彼女たちの苦しみの重さを感じさせる。

最後の最後のシーンで、
探し続けた喬子にようやく会えるのだが、
話はそこで終わってしまう。

うぅ~~!残念!!
最後に喬子の話を聞いてみたかった。
保に話しかけられたときの喬子の反応も興味あるし、
本間や碇らから当然投げかけられる「なぜ?」の質問に対する答え。。。
これを聞いてみたかったなぁ。

答えは分かっている気がするんだけど、
どんな風に答えるのか、
そこに興味があったのに。。。

が、まぁ、あそこでおしまいにするのが、
小説としては、後味たっぷりでいいんだろうけど。

宮部作品。
また別のものも読んでみたくなりました。


半分ネタバレ的な感想ですが、
よかったら読んでみてください
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