譜読み。
新しい曲を自分で楽譜から読み解いていく作業。
…なんて書くと難しく感じますよね。
まずは、どんな曲なのか、弾きながら理解していくこと、でしょうか。
レッスンの中で、ほぼ毎週新しい曲を宿題に出します。
その時にザッと眺めてもらって、
・分からない記号はないか
・知らないリズムはないか
・弾き方の分からなそうなところはないか
などを、探してもらいます。
不明な点をまずは解決させた時点で、
自宅に持ち帰ってもらって、譜読みをしてもらいます。
自宅に持ち帰り、ピアノで弾いてみる際、
私がいつもお願いしているのが、
「両手一緒に鳴らしてね」
です。
ピアノは基本、2段譜です。
もしかすると3段譜や、はたまた4段譜で書かれていることさえあります。
作曲家は1段1段別々に作曲しているわけはなく、
一度に頭の中に色々な音、フレーズ、ラインが鳴っていて、
それを順番に楽譜に書き落としています。
よく、「まずは右手の練習から」と片手ずつ、
別々に譜面を読み進めることがあるようですが、
私はこれには賛成していません。
まずは全体がどんな音で鳴っているのかを知ってほしいからです。
どんな伴奏がついて、どんな雰囲気になりそうなのか、
想像してほしいからです。
また1段ずつ譜読みをする癖がつくと、
1段しか見えない「目」になってしまいます。
2段(両手の譜面)を一度に見て、反応できるように、
広範囲を見れる「目」も一緒に培ってほしいと考えているからです。
何回止まってもいい。間違えてもいい。
でも、両手で弾き通してみてほしいです。
この作業が大変!と感じる場合は、
その曲のレベルが難しすぎるかも知れません。
もっと難しい曲が弾けるのに、
最初は一段ずつしか見られない、
この作業が難しいと感じる場合、
もう少し簡単な曲で2段譜を強引に両手で弾いてみることをお勧めします。
簡単な曲から「2段読譜」を習慣づけることによって、
次第に「2段読譜」が当たり前にできるようになってきます。
そうやって、両手で一生懸命弾いてみた中で、
・指が足りなくなってしまうところ
・リズムがイマイチよく分からないところ
などをピックアップして、それぞれを解決するようにします。
だから、決して片手で最後まで弾き通すことはしません。
こんなことをやって、
止まりながらでも、全体を両手で弾きとおせるようになったら、
譜読みが終わった…ということになるのだと思います。
こうなれば後は、本当に楽しいもの。
「ここは、どんな雰囲気がいいかな」
「ここはどんな場面だろう」
なんて、色々想像しながらピアノを弾くことができます。
「譜読み」に時間がかからない、「初見力」が付いていれば、
最初からすぐに、色々なことを想像しながら弾くことができると思います。
両手で弾くことを求められているピアノだからこそ、
両手分の楽譜を一緒に弾き進められるようになってほしいと思います。
「パっと見て、パっと弾ける人」になるためにも、
最初から2段譜を読むことに挑戦してほしいと、
私は考えています。
新しい曲を自分で楽譜から読み解いていく作業。
…なんて書くと難しく感じますよね。
まずは、どんな曲なのか、弾きながら理解していくこと、でしょうか。
レッスンの中で、ほぼ毎週新しい曲を宿題に出します。
その時にザッと眺めてもらって、
・分からない記号はないか
・知らないリズムはないか
・弾き方の分からなそうなところはないか
などを、探してもらいます。
不明な点をまずは解決させた時点で、
自宅に持ち帰ってもらって、譜読みをしてもらいます。
自宅に持ち帰り、ピアノで弾いてみる際、
私がいつもお願いしているのが、
「両手一緒に鳴らしてね」
です。
ピアノは基本、2段譜です。
もしかすると3段譜や、はたまた4段譜で書かれていることさえあります。
作曲家は1段1段別々に作曲しているわけはなく、
一度に頭の中に色々な音、フレーズ、ラインが鳴っていて、
それを順番に楽譜に書き落としています。
よく、「まずは右手の練習から」と片手ずつ、
別々に譜面を読み進めることがあるようですが、
私はこれには賛成していません。
まずは全体がどんな音で鳴っているのかを知ってほしいからです。
どんな伴奏がついて、どんな雰囲気になりそうなのか、
想像してほしいからです。
また1段ずつ譜読みをする癖がつくと、
1段しか見えない「目」になってしまいます。
2段(両手の譜面)を一度に見て、反応できるように、
広範囲を見れる「目」も一緒に培ってほしいと考えているからです。
何回止まってもいい。間違えてもいい。
でも、両手で弾き通してみてほしいです。
この作業が大変!と感じる場合は、
その曲のレベルが難しすぎるかも知れません。
もっと難しい曲が弾けるのに、
最初は一段ずつしか見られない、
この作業が難しいと感じる場合、
もう少し簡単な曲で2段譜を強引に両手で弾いてみることをお勧めします。
簡単な曲から「2段読譜」を習慣づけることによって、
次第に「2段読譜」が当たり前にできるようになってきます。
そうやって、両手で一生懸命弾いてみた中で、
・指が足りなくなってしまうところ
・リズムがイマイチよく分からないところ
などをピックアップして、それぞれを解決するようにします。
だから、決して片手で最後まで弾き通すことはしません。
こんなことをやって、
止まりながらでも、全体を両手で弾きとおせるようになったら、
譜読みが終わった…ということになるのだと思います。
こうなれば後は、本当に楽しいもの。
「ここは、どんな雰囲気がいいかな」
「ここはどんな場面だろう」
なんて、色々想像しながらピアノを弾くことができます。
「譜読み」に時間がかからない、「初見力」が付いていれば、
最初からすぐに、色々なことを想像しながら弾くことができると思います。
両手で弾くことを求められているピアノだからこそ、
両手分の楽譜を一緒に弾き進められるようになってほしいと思います。
「パっと見て、パっと弾ける人」になるためにも、
最初から2段譜を読むことに挑戦してほしいと、
私は考えています。