<メモ>
(続き)アラゴルンは真夜中にエレヒに行き,角笛を鳴らし(そして暗い影の中からと応答が),そして軍旗を揚げる。その星は暗い中で光る。彼は誰にも汚されないパランティアを見つける。3/9朝,エレヒを出発。Lameduin(ラメドン?)まで直線距離175マイル。行進は恐ろしい物だった。リンヒアに3/10到着。レベンニンを11日出発,急いでペラルギアへ。
</メモ>
その裏(つまり同時期に書かれた)に,フロドルートについてこんなメモ書き。
<メモ>
フロド救出。フロドは塔に裸で横たわる:しかしサムが部屋の端でエルフのマントを見つける。彼らは変装してその上にマントを羽織る。モルドールの中では影のように見える。
</メモ>
で,アラゴルンの話に戻ります。
<メモ>
アラゴルンはペラルギアへ全速力。影の者達も従う。ハラド人が慌てて逃げて行く。船を調達。もし彼が間に合わないとミナス・ティリスは陥落するので,急ぐ。その夜,山の影の者達は帰る。彼らは死者の道に戻り,その後再び現れなかった。3/13,レベンニンを出発。船が遅い。一生懸命漕いでます。(^^;) 3/15,南西から風。帆を上げてスピードアップ。ゴンドールの見張りたちは大慌て。彼は旗を揚げる。南東からの太陽の光が,旗を白い炎のように輝かせる。
</メモ>
船を漕ぎ出したはいいけど,結構大変で,風が出てきてようやく間に合った,というのは正式版にもありましたね。また,原作では,死者達は,ゴンドールに到着する前にお帰りになられておりますね。
この辺りの話は何度も何度も書き直され,編集するのが大変だったみたいです。確かに,話は,もちろん映画ではとても表現し切れてなかったし,本でも,この話は「力技」(笑)で入ってますよね。
さて,実はこの章のメインである会議の,冒頭部分のガンダルフのスピーチは,トールキンさんが療病院の章を書いていた時に,ついでにどんどん書いちゃったのだそうですが,正式版ではほとんど削られているそうです。
<下書き>
「各々方,執政殿はこうおっしゃられた。『戦え! 虚しさへ! ペレンノールで1日の勝利を得ても,しかし敵はどんどん力を付け,勝利する事はあり得ないぞ。』 絶望を与えるつもりはないが,これは事実と思う。西方人は少なくなった。そして広い土地は今や空っぽじゃ。野人(土着の人々?)達はあなた方を知らず,住む土地を求めてくるだろう。あなた方の戦いは,数だけの問題ではない。剣と槍,そして野人じゃ。敵は強大で邪悪な者じゃ。彼がその野人に憎しみを植え付け,人々を憎しみで支配する。そして彼らはもはや勇気や知恵で倒せる相手ではない。彼らは津波となって押し寄せあなた方を飲み込もうとしている。そうなったらどうする? 敵を倒す事を考えよう。」
</下書き>
(続き)アラゴルンは真夜中にエレヒに行き,角笛を鳴らし(そして暗い影の中からと応答が),そして軍旗を揚げる。その星は暗い中で光る。彼は誰にも汚されないパランティアを見つける。3/9朝,エレヒを出発。Lameduin(ラメドン?)まで直線距離175マイル。行進は恐ろしい物だった。リンヒアに3/10到着。レベンニンを11日出発,急いでペラルギアへ。
</メモ>
その裏(つまり同時期に書かれた)に,フロドルートについてこんなメモ書き。
<メモ>
フロド救出。フロドは塔に裸で横たわる:しかしサムが部屋の端でエルフのマントを見つける。彼らは変装してその上にマントを羽織る。モルドールの中では影のように見える。
</メモ>
で,アラゴルンの話に戻ります。
<メモ>
アラゴルンはペラルギアへ全速力。影の者達も従う。ハラド人が慌てて逃げて行く。船を調達。もし彼が間に合わないとミナス・ティリスは陥落するので,急ぐ。その夜,山の影の者達は帰る。彼らは死者の道に戻り,その後再び現れなかった。3/13,レベンニンを出発。船が遅い。一生懸命漕いでます。(^^;) 3/15,南西から風。帆を上げてスピードアップ。ゴンドールの見張りたちは大慌て。彼は旗を揚げる。南東からの太陽の光が,旗を白い炎のように輝かせる。
</メモ>
船を漕ぎ出したはいいけど,結構大変で,風が出てきてようやく間に合った,というのは正式版にもありましたね。また,原作では,死者達は,ゴンドールに到着する前にお帰りになられておりますね。
この辺りの話は何度も何度も書き直され,編集するのが大変だったみたいです。確かに,話は,もちろん映画ではとても表現し切れてなかったし,本でも,この話は「力技」(笑)で入ってますよね。
さて,実はこの章のメインである会議の,冒頭部分のガンダルフのスピーチは,トールキンさんが療病院の章を書いていた時に,ついでにどんどん書いちゃったのだそうですが,正式版ではほとんど削られているそうです。
<下書き>
「各々方,執政殿はこうおっしゃられた。『戦え! 虚しさへ! ペレンノールで1日の勝利を得ても,しかし敵はどんどん力を付け,勝利する事はあり得ないぞ。』 絶望を与えるつもりはないが,これは事実と思う。西方人は少なくなった。そして広い土地は今や空っぽじゃ。野人(土着の人々?)達はあなた方を知らず,住む土地を求めてくるだろう。あなた方の戦いは,数だけの問題ではない。剣と槍,そして野人じゃ。敵は強大で邪悪な者じゃ。彼がその野人に憎しみを植え付け,人々を憎しみで支配する。そして彼らはもはや勇気や知恵で倒せる相手ではない。彼らは津波となって押し寄せあなた方を飲み込もうとしている。そうなったらどうする? 敵を倒す事を考えよう。」
</下書き>
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