(12.26 ちょっと追加)
ホントはROTK SEE記念LOTR3部作SEE連続鑑賞大会の一環なのですが,そちらの方の感想は後で書くとして‥。
私は2年前に,「ホビットの冒険」を読み終わると同時に,指輪物語の原作は読まず,FOTRの,劇場版でもなくいきなりSEEを観たのですが,まるでその初めてのFOTR体験が蘇ったようでした。実は「ホビット」を読んでいると嬉しい仕掛けが一杯,のように見えるんですよ!
映画FOTRの中には「ホビット」に出てきた記述が数多く取り入れられています。
例えば,ガンダルフが登場する時口ずさんでいる歌,これはFOTRにも出てくるものですが,その原型は「ホビット」のラストでビルボが初めて作ったという詩だし,フロドが,ガンダルフにホビットというのは余計な冒険をしない方が尊敬されると説明する所は「ホビット」の冒頭に出てくる有名な一節。そしてガンダルフが袋小路屋敷の丸いドアを杖で叩く所! これはツボです! ガンダルフはトーリンを連れて来た時も,杖で思いっきりガンガン叩いていたんですよ。激怒して飛び出して来たビルボに,(ドワーフの王様の御前だから)"Carefully!"と言うその厚かましさ!が笑えました。FOTRでもビルボは何やら怒っていましたね(笑)。またガンダルフが指輪の説明に入る前に,"Riddles in the dark ..."とつぶやきますが,これは,忘れもしない,ビルボとゴラムが出会う章の名前でもあります。
ガンダルフがリビングではなれ山のドラゴン付きの地図を見つける所は思わず大興奮!です。
実はホビットという種族がどういうものか,に関しては「ホビット」の方によく記述されています。だからFOTR冒頭のホビット紹介シーンは一層楽しく観る事ができました。ビルボは子供達に旅で出会ったトロルの話もしていましたね。
そして,やはり何より1番嬉しいのは,ドラゴン花火ですね!そう言えば私は何故ピピンをホビットで1番のお気に入りなのかって,いろいろ理由はあるのですが,「トゥック」だからというのも結構大きな理由だったと気がつきました。「ホビット」ではビルボの中の「トゥック」な部分が‥という記述が何度も出てましたね。
このごろHoMEを読んで,どうやってあのコミカルな「ホビット」からシリアスな「指輪物語」を生み出したかの過程を読んでいるのですが,おかげさまで黒の乗り手の「クンクン」! この黒の乗り手のアイディアはどのように生まれたかというアノ話を思い出して,大受けでした。
さて旅が始まると,まず石になってそのまま残っているトロル,そして裂け谷に到着すると,続々と嬉しい人達が登場。
まずエルロンドですね。初めてエルロンドを映像で拝んだ時は嬉しかったですよ。何せ主人公のビルボ以外はガンダルフも含めて皆鬚を生やしたいかつい連中ばかりでしたから。そして闇の森の王子様とグローインの息子登場!
モリア入り口の呪文の話は「ホビット」のはなれ山の鍵の話によく対応しているなあと思いました。どちらも月がキーなんですね。そして,とても不思議な事に,洞窟の持ち主であるはずのドワーフが,中に入る方法を知らないんですね。彼らは,一旦外に出たら一体どうやって中に戻ったのでしょうか?(笑)また,恐ろしい生物が入り口を塞いでしまって(どうやらドアは二度と使えそうにない),中に閉じ込められるという状況も似ています。
バーリンのお墓には思わずもらい泣き‥‥;
ロスロリアンのエルフはエルロンドと比べるとやや偏屈系に見えるんですが,これも闇の森のエルフに対応していて興味深いです。ここでエルフにおみやげをもらうというのは,あの時闇の森のエルフがビルボ達の一行には何もあげないどころか牢に閉じ込めた事へのお詫びかな?,と深読みしてしまいますね。
そして,エルフの棲家から川を使って出発するというのも(樽乗りではありませんが(笑)),「ホビット」と共通項なんですね。
‥‥と,いろいろ思い出しながら鑑賞したのでした。
ホントはROTK SEE記念LOTR3部作SEE連続鑑賞大会の一環なのですが,そちらの方の感想は後で書くとして‥。
私は2年前に,「ホビットの冒険」を読み終わると同時に,指輪物語の原作は読まず,FOTRの,劇場版でもなくいきなりSEEを観たのですが,まるでその初めてのFOTR体験が蘇ったようでした。実は「ホビット」を読んでいると嬉しい仕掛けが一杯,のように見えるんですよ!
映画FOTRの中には「ホビット」に出てきた記述が数多く取り入れられています。
例えば,ガンダルフが登場する時口ずさんでいる歌,これはFOTRにも出てくるものですが,その原型は「ホビット」のラストでビルボが初めて作ったという詩だし,フロドが,ガンダルフにホビットというのは余計な冒険をしない方が尊敬されると説明する所は「ホビット」の冒頭に出てくる有名な一節。そしてガンダルフが袋小路屋敷の丸いドアを杖で叩く所! これはツボです! ガンダルフはトーリンを連れて来た時も,杖で思いっきりガンガン叩いていたんですよ。激怒して飛び出して来たビルボに,(ドワーフの王様の御前だから)"Carefully!"と言うその厚かましさ!が笑えました。FOTRでもビルボは何やら怒っていましたね(笑)。またガンダルフが指輪の説明に入る前に,"Riddles in the dark ..."とつぶやきますが,これは,忘れもしない,ビルボとゴラムが出会う章の名前でもあります。
ガンダルフがリビングではなれ山のドラゴン付きの地図を見つける所は思わず大興奮!です。
実はホビットという種族がどういうものか,に関しては「ホビット」の方によく記述されています。だからFOTR冒頭のホビット紹介シーンは一層楽しく観る事ができました。ビルボは子供達に旅で出会ったトロルの話もしていましたね。
そして,やはり何より1番嬉しいのは,ドラゴン花火ですね!そう言えば私は何故ピピンをホビットで1番のお気に入りなのかって,いろいろ理由はあるのですが,「トゥック」だからというのも結構大きな理由だったと気がつきました。「ホビット」ではビルボの中の「トゥック」な部分が‥という記述が何度も出てましたね。
このごろHoMEを読んで,どうやってあのコミカルな「ホビット」からシリアスな「指輪物語」を生み出したかの過程を読んでいるのですが,おかげさまで黒の乗り手の「クンクン」! この黒の乗り手のアイディアはどのように生まれたかというアノ話を思い出して,大受けでした。
さて旅が始まると,まず石になってそのまま残っているトロル,そして裂け谷に到着すると,続々と嬉しい人達が登場。
まずエルロンドですね。初めてエルロンドを映像で拝んだ時は嬉しかったですよ。何せ主人公のビルボ以外はガンダルフも含めて皆鬚を生やしたいかつい連中ばかりでしたから。そして闇の森の王子様とグローインの息子登場!
モリア入り口の呪文の話は「ホビット」のはなれ山の鍵の話によく対応しているなあと思いました。どちらも月がキーなんですね。そして,とても不思議な事に,洞窟の持ち主であるはずのドワーフが,中に入る方法を知らないんですね。彼らは,一旦外に出たら一体どうやって中に戻ったのでしょうか?(笑)また,恐ろしい生物が入り口を塞いでしまって(どうやらドアは二度と使えそうにない),中に閉じ込められるという状況も似ています。
バーリンのお墓には思わずもらい泣き‥‥;
ロスロリアンのエルフはエルロンドと比べるとやや偏屈系に見えるんですが,これも闇の森のエルフに対応していて興味深いです。ここでエルフにおみやげをもらうというのは,あの時闇の森のエルフがビルボ達の一行には何もあげないどころか牢に閉じ込めた事へのお詫びかな?,と深読みしてしまいますね。
そして,エルフの棲家から川を使って出発するというのも(樽乗りではありませんが(笑)),「ホビット」と共通項なんですね。
‥‥と,いろいろ思い出しながら鑑賞したのでした。
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