ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter X : The Attack on Weathertop (2)

2005-02-25 00:54:34 | Tolkien・HoME
Trotterは,ベレンとルシアンの物語の(長い!)詩を謡います。さらに,ルシアンは,ずっと昔のドリアスのエルフの王様シンゴルの娘で,お母さんのメリアンはエルフではなく西の神の国から来た人,そして中つ国に生を受けた者の中で最高に美しい人だと,付け加えました。

ここで突然,シルマリルの下書きに変わってしまう(汗)

そしてベレンは人間で,バラヒアという人の息子で,当時の人間達は,エルフにいろいろな事を教えてもらい,戦いの時は彼らを助けたりしていました。バラヒアはアングバンドの敵の砦を破り,エルフと人間を救いましたが,彼自身は殺されてしまったそうです。

シンゴルは,ベレンに激怒し,アングバンドの王の冠の宝石(シルマリル)を取ってくるよう命じます。ルシアンはドリアスを抜け出してHuanという犬と一緒にベレンを助けに行きます。彼らはまんまとアングバンドの王の宝石を手に入れ,逃げる事に成功しますが,ベレンがシルマリルを持っていた手を,アングバンドの狼がかじり取ってしまいます。(ひぇ~)
シンゴルは,宝石を取ってきてない!と怒りますが,ベレンは,宝石は(狼のお腹の中?の)私の手にある,と言います。そして,ベレンは「Beren Erhamion the Onehanded」と呼ばれるようになったのでした。

ルシアンがベレンを捕まえていたサウロンに「お前なんか脱がしてさらしてやるわよ!」(‥と言っていたように思いますが(汗))と啖呵を切り,モルゴスを誘惑して,その隙にシルマリルをかっさらうって話ですね。これとても好きなんですが‥‥

しかしここでルシアンの話を出してくるとゆーことは,既にこの時点で,指輪物語の中で,エルフの誰かが永遠の命を捨てて‥という事をトールキンさんはもう考えていたのでしょうかね? とすると,一体誰が誰の為に? ‥いや実は,どこかで,最初アラゴルンと結婚するのはエオウィンの予定だったと聞いた事があるんですよ。‥‥


最新の画像もっと見る

コメントを投稿