ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

棚から‥

2006-05-09 00:45:30 | Tolkien・映画
牡丹餅,ではなくて(笑),今朝仕事に行く準備をしていた時,長い間ずっと整理してなかった棚から,ROTKのプログラムが落っこってきました。映画のプログラムって滅多に買う事もないし,買っても後から読む事も殆どなかったのですが,ちょっと時間があったのでパラパラ見ていたら,LOTRの翻訳版の共訳者の田中明子さんの文が目に留まりましたので,軽く読んでみました。

う~~む,とてもやんわり優しい言い方をしていらっしゃるのですが,映画に対してちくり,ちくり。(笑) 特に,映画の中での恋愛の描かれ方や,ラストの駆け足について。さすがは,おそらく現在日本で最も原作を理解していると言ってもよい方,本当にいろいろな事をよくご存知です。原作ファンとしては,今更ですが,思わずニンマリしてしまいました。また決して角が立たないその表現力も,プロの物書きの方は違うなあと感心させられてしまいます。

そう言えば,あの頃,皆血圧を上げて,療病院と掃蕩のすっぽ抜け問題にカッカしていたんだったよね,という事を思い出したのは夕方頃でした。(笑)

パソコンの買い替え時

2006-05-09 00:17:46 | 雑談
私のノートパソコンはもうすぐ買ってから4年になります。そろそろ買い替えを考える時期かも‥‥え?早いですか? しかし,以前持っていた(実は今もテレビの下に隠れていますが(笑))Windows98のノートパソコンは,4年で買い換えたんですよ。Windows95 98 MEの時代は,パソコン自体も進化が速かったですが,それ以上にCPUの性能やメモリサイズの方が進化が速くて,おまけにインターネットの速度も劇的に速くなったので,CPUやメモリのショボイのがすぐ目につくようになり,お値段のわりに寿命が短かったですよね。実際,今のパソコンの方が前のより文字通り「桁違い」に性能がいいのですが,値段は2/3です。最近はパソコンの性能もインターネットの速度も,以前ほどは激しい進化をしなくなったので,長く持っていてもそれほど不便は感じなくなりました。

‥なので,4年目のパソコンでも何不自由なく,慌てて買い換える必要もなさそうなのですが,売る方が黙っているわけがありません。(汗) 来年はいよいよXPの後継Windows Vistaが登場,またそろそろ大容量(高画質って言った方がいいのかな)のDVDも本格化するし,テレビのアナログ放送がなくなるまでにパソコンでデジタル放送を録画できるようにしなくてはなりません。(実はこないだ買ったDVDレコーダはデジタル対応してないのよね(汗))と,いう事で,すぐに買い換える事はないと思いますが,ここ数年のうちに買い替える必要がありそうですね。

パソコンとDVDと言うと,私的に1番心配なのは‥なにしろ私はかなりタチが悪いようで(笑),そうなんですよ。リージョンフリー化問題なんですよ。DVDが大容量化したら,リージョンフリー化が難しくなったりしたら,イヤですよね。中でも心配なのは,今はパソコンならNTSCもPALも大丈夫ですが,万が一ここに制限がかかったりでもしようものなら‥‥!! イギリスやオーストラリア等のDVDを持っている人はエライ事になりまっせ!! それにしても,海外のDVD市場をあさるとすぐわかりますが,DVDのリージョンに関して,日本ほど厳しい国はないんですよね。これってど偉い不公平ですよね。

いや~考えてみると,リージョン問題と言い,ラジオMP3録音問題と言い,DVDレコーダの音声多重放送録画問題と言い,日本の家電メーカーはホント語学学習者の仇敵です。(笑)


HoME8 1-IV Flotsam and Jetsam (4)

2006-05-09 00:09:20 | Tolkien・HoME
<本文>
メリー「そしてエント達は注意深くきれいにアイゼンガルドの掃除を終えました。わかっているのはそれ位かな。」
するとアラゴルンが付け加えます。「(エントの)何人かは亡くなったローハン兵を埋葬しに川原へ行き,Ornomiだっけ? その,動く木を奥谷に集めた。大きな勝利だ。1人のオークも残っていない。夜は長かったが,夜明けは美しかったぞ。」
ギムリが「これからよくなって行くと思おう。ガンダルフが潮が変ったと言っていたぞ。」
するとアラゴルン「そう,だが,これから大きな嵐が来るとも言っていた。」
メリーは「そうだ,忘れてました,ガンダルフの前に,疲れた馬と狼乗りがやってきて,せっかちに仲間に深手を負わせたんですよ。エント達はこれにひどく腹を立てました。馬上には嫌な感じの男が乗っていて,―エント達が彼を殺さなかったのは不思議ですが,彼は,名をFranaと名乗り,セオデンとガンダルフからサルマンへメッセージを持っていく途中でオークに捕まったと言いました。(私には彼が木の鬚をうさんくさそうに見ているのを察知しました,特にガンダルフの名前を挙げた所でね)すると木の鬚は,例のゆっくりした口調で『ふーむ,お前はサルマンの所へ行くがよい! しかしいずれにせよお前が危害を加える事はなさそうだ。』これを聞いてガンダルフは笑っていました。『哀れな蛇の舌じゃ! 悪い道をえらんだのう。サルマンと奴が一緒におってもお互い慰めにはならんじゃろう。もしあやつが生きてオルサンクを出られたとしたら,身に余る光栄じゃ。』」
</本文>

ここでトールキンさん,こんなメモを。
「いや,彼はガンダルフを捜す事にしようか。」
さらに,ページの終わりに,
「彼はサルマンを殺す事にするか?」

<本文>
「で」とメリーはさらに続けます。「我々の仕事は,スペースを作り,皆さんのお楽しみの品物を用意する事でした。でも,昨日と夜一生懸命働いたのですが,ピピンが2つの桶を見つけた程度で。。」
</本文>

ここでこの下書きは終わりです。
次の下書きでは,動く木,いわゆるフオルンの原型Ornomiについて,こんな事が書かれています。

<本文>
「Ornomiは,『声を持つ木』という意味の古いエルフ語から来たエントの言葉だそうです。ファンゴルンには,エント達は彼らを長い間長い間訓練しています。彼らは半分エント的だけど,遥かに野蛮で,もちろん無慈悲なんですよ。」
</本文>

ひぇ~,恐ろしいんですねっ。しかし,何故,エントに訓練された普通の木って,野蛮で無慈悲なんでしょう? この文章自体は削除されたそうですが,フオルンの本質ってやっぱ怖いですね。

さらにメリーは,サルマンはローハン兵がアイゼンの川原から撤退したのを聞いて攻める事を決意した話をしますが,ここでトールキンさん,何故かメリーにこの戦争の解説をさせるのをやめ,彼らは周りで起きている事をあまり知らなかった事にしてしまいます。で,正式版では,戦いの情報を補足するのはアラゴルンになってますね。

Run!Run!Run!