ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

フィギュアスケート

2006-05-10 02:05:31 | 雑談
大変珍しい話題です。(笑)
今やフィギュアスケートはスゴイ人気ですが,実は,私はずっと前フィギュアスケートファンだったんですよ。今こそ関連本,雑誌は日本語でも手に入りますが,当時は,日本では情報がなかなか手に入らず,ちょうどインターネットの黎明期で,主にフィギュアスケート情報を求めてネットを彷徨っておりました。英語の勉強も始めたばかりで,最初に触れた英語はフィギュアスケート関連だったんですよね。(笑) そう言えば,International Figure Skatingなんていう英語の雑誌も取ってました。

最近は手に入れるのは難しくなってしまいましたが,

こんな本も読みましたね。まだまだ英語は初心者でしたが,子供の頃の遊びとか,彼との出会い,だんだん好きになっていう様子など,いかにも女の子らしくてかわいくて,とても読み易く感じましたよ。
で,実は私は,本当は,伊藤みどりから始まり,クリスティ・ヤマグチ,ミッシェル・クワンが好きだったんですよ。つまりはアジアフェチ!?(笑) そうそう,私は未だに長野オリンピックでミッシェル・クワンが負けた事に納得がいってないんですよね。(笑)

‥‥という事で,最近の日本の強さは,密かに嬉しく思っています。日本選手だけ見ていれば十分だし??


The Tombs of Atuan 読書 (2)

2006-05-10 01:22:47 | ゲド戦記・Le Guin
The Prisoners
15才になったArhaは既にAtuanの墓の女主人です。今やKossilも彼女に仕える身。ある日Kossilは,Arhaに墓を見に行きましょうと言います。Arhaは主人でありながら,墓を見た事がありません。

途中壁が崩れているのを見て,Arhaはどうするのかと尋ねますが,Kossilは立て直す人手がないと言います。Arhaは,ならば守衛を立てればよいと言います。侵入者に対するのと同じペナルティ(=首をちょん切る(汗;))を与えるようにすれば,奴隷でも守衛になれる,と言います。

部屋は真っ暗でしたが,Kossilは灯りを持ってきていませんでした。迷路の入り口で彼女達はGodkingへの冒涜の罪で捕らえられ,舌を抜かれた罪人達を見ます。Arhaは,彼らに食事を与えず早く殺しておしまい,と,命令(汗) 

その後,彼女達は暗い迷路の中で道に迷い,命からがら脱出。Arhaは強がっていても15才の少女。あまり好きでもないKossilの服にしがみつき,挙句は倒れてしまいます。。。


‥何かそんな気がしていたのですが,尼僧達の身の回りの世話をする「男性」達は宦官だったのですね。Arhaの立場もまるでダライ・ラマ? 1巻では,幼い頃のGedに魔法を教える魔女など,どこかアメリカ先住民の雰囲気を漂わせていたような。。キリスト教の影響が濃い他の西洋のファンタジーとは一線を画しているこの思想のベースは一体どこから来たのか,それを求めてWikipediaに行ってみたり,公式HPに行ってみたりしました。

その結果ちょっとわかったのですが,ル=グウィンさんは,1929年アメリカ・カリフォルニア州生まれ,ワインの産地ナパヴァレーで育ち,お父さんは文化人類学者アルフレッド・L・クローバー,お母さんは作家シオドーラ・クローバー,共に北米先住民族(昔は皆さんインディアンと呼んでましたが)に詳しく,2人共その関係の著書を持っていました。また,両親の専門は北米の先住民族の事だけと限らず,ル=グウィンさんは既成概念に捉われない自由な考え方を身に付けたそうです。
‥と,簡単に言いましたが,実は彼女が10代~20代の多感な時期を過ごしたのは「アラバマ物語」や「カッコーの巣の上で」が描かれた時代のアメリカ。これらの本を読んだ方はおわかりと思いますが,今のアメリカもややヤバイ状況ではありますが,それでもまだまだ今のアメリカからは想像もつかないような,堅苦しい超~保守的な国家です。そんな中で「自由な考え方」を身につけられるというのは,かなり特異な事だったと思います。

それにしても,怖いよ~,Arha。(汗)


Run!Run!Run!