ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ゲド戦記コーナーができていた

2006-05-30 22:36:19 | ゲド戦記・Le Guin
読書はちょっと一息。
地元の駅前本屋さんに立ち寄ると,入り口の近くにダ・ヴィンチ関連本,そして隣にゲド戦記コーナーができていました。既にソフトカバー6巻分全部揃ったのですね。そこで「さいはての島へ」‥つまり,今私が読んでいる「The Farthest Shore」の翻訳版を初めて手に取ってみました。

あら,Gedの言葉遣い‥!

Gedの推定年齢,40代か50代,にしては,かなり精神年齢の高い言葉遣いでした。(^^;) 今の人は,40代50代ではそういう言葉は使わないでしょう。。。。しかし,これが書かれた当時の40代50代って,戦前生まれですよね。今よりもっとずっと大人だったのでしょうね。

でも,翻訳は,ハリポタより,ヘタをすると指輪物語より,いいかもしれないなあと思いました。

そう言えば,菅原文太さんは,どんな言葉遣いで読むのかな。やはり翻訳版に忠実になるのでしょうか?


FOTR CD: 2-4: A Journey In the Dark (4)

2006-05-30 21:14:49 | Tolkien・HoME
う~む,どんどん小出しになって参りました。しかしとにかく,聞き取った所から参ります。(笑)

旅の仲間達が,仕方なくモリアに入ってしまった後,miruvor(果実酒が含まれていて体が温まる食べ物)の話がちょっと出てきますね。(赤角山の吹雪の時も出てましたが) miruvorとレンバスはエルフの食料ですが,その他の中つ国の食べ物としては,ビヨルンの蜂蜜入りケーキ,谷間の国のクラム。ちなみにレンバスは,ギムリによると,見た目はクラムにそっくりだけど,蜂蜜入りケーキよりおいしいそうで。

皆さん不安気にガンダルフについていきますが,アラゴルンは,大丈夫,彼はBeruthielの猫より優秀な感覚を持っているから,と言います。Beruthielって誰かと言うと,え~と,一体どこでこの情報ゲットしたのかな? 追補編かな? ゴンドールの都がオスギリアスにあった時代の王妃様で,海が嫌いで,9匹の黒猫と1匹の白猫を飼い,ゴンドールの人々の秘密を探るスパイ活動をさせ,彼らを拷問して楽しみ,王様をうんざりさせた悪妻,だそうです。

ギムリのブーツの鈍い音,ボロミアの重い足音,レゴラスの軽い足音(一応足音は立てるのね(笑)),ホビット達のソフトな足音,アラゴルンのしっかりした長~い足の足音。フロドは,そのどれとも違うペタペタ足音(^o^)をキャッチ。

HoME8 2-I The Taming of Smeagol (3)

2006-05-30 21:11:48 | Tolkien・HoME
‥しかし何故かここで急に粗くなり,読みにくくなってしまうそうで,本をお持ちの方は,その写しが本に載ってます。‥これよく読めましたね~(爆)

<メモ>
「まるでハエ取り紙に捕まった2匹のハエですだ!」
「でもまだ戻れるよ,少なくても私のすぐ上にホールドがある。」
「では旦那様は戻ってください。おらはダメだ。」
フロドはどうにか身を乗り出しましたが,どうしても手が届きません。サムは困った状態のまま,東の空は暗くなり,雷鳴が聞こえ始めます。フロドは自分のベルトを出そうとしますが力に自信がありません。ロープがあれば。。と言うと,サムが突然,ロスロリアンでもらったロープを思い出します。(なんだ,持っていたんだ)‥しかし,ロープはサムのリュックの中。。。ですが,「おらのリュックを取って下せえ。」とサム。

(え?どうやって?というクリストファーさんの突っ込みが(笑))

「急ぎましょう。おらのつま先が持たねえだ。」サムは,一体このエルフのロープの強度を図ります。細いけれども大丈夫そうです。しかし,どうやってゴラムにこのロープを残さないように降りるか。フロドが,先にちょっと下りて,ロープを使わないで降りられるかどうか確かめ,それから一旦上がってサムを下ろすという案(複雑。。)を提案しますが,サムは,しぶしぶ承諾。「下で旦那様をキャッチしますだ。」

フロドは「呼ぶまで何もするんじゃないよ。」と言って,降りて行きます。しばらくロープは緩んだままでしたが,しばらくすると急に張り出しました。サムは,旦那がぶらさがっているのではないかと心配でしたが,やがてまた緩みます。辺りは暗くなってきます。何か白いものがひらひらしたと思った途端,サムを呼ぶ声が。。。!「大丈夫,1箇所を除いて難しい事はない。ゆっくり上げて。。」

約10分後,フロドが上がってきました。
</メモ>

The Farthest Shore 読書 (2)

2006-05-30 02:44:24 | ゲド戦記・Le Guin
Hort Town (1)
この章結構長いです。半分位まで読みました。で,ここで早くも,宮崎吾朗監督が大人になって読み返してショックを受けたという,「ある人生」「する人生」の原文を見つけました。(‥て,何のこっちゃと思った方は,スタジオジブリのHPから,「ゲド戦記監督日誌」の,「監督日誌」カテゴリーの,初期の方(去年12月頃)のお話にあります)
When I was young, I had to choose between the life of being and the life of doing. ....
(予想していたのとやや違う→そりゃそーだ,プロの英語はそんな甘くない(笑))‥実は私も,一見自由なようで実は自由でない「する人生」を選んでしまったのです; でも,実は,男性の大半と,女性の少なくても半分は,結局「する人生」を選んでいるんじゃないでしょうかね?

Hort Townに到着すると,とある理由から,1巻から今までずっときちんとしていたLe Guinさんの英文が崩れてきます。しかしこの崩し方,どうも,かの小説に似ているような気が(汗)。。! そうか,Le Guinさんは1929年生まれのカリフォルニア育ち,Ken Keseyさんは,1935年コロラド州生まれのオレゴン育ち,と,世代的にも育った場所的にも,そんなに遠くないんですね。。。


思えば‥

2006-05-30 02:07:58 | 雑談
最近,毎年冬のLOTR映画公開やSEE売出しをを楽しみにする生活をしてきたような気がします‥。(今から来年の冬の事を言うなんて(笑))

去年はハリポタ6巻でなんとなく盛り上がってそのまま冬まで続いてしまいましたが。(笑)

しかし,気が付けば,今年は,何もないじゃん! いや正確に言えば,おそらく,ハワード・ショアの,TTT完全版が出るんでしょうが(やっぱ1年に1度の楽しみになるのか(汗))

やっぱり,寂しいですねぇ~。。。

HoME8 2-I The Taming of Smeagol (2)

2006-05-30 00:17:03 | Tolkien・HoME
次の下書きです。

<本文>
急に夜になりました。彼らは岩穴でかわりばんこに寝ます。サムはレンバスをもぐもぐ食べながら
「フロド様,その後彼らを見ましたか?」
「うん,1回だけ。しかしクンクンする音を聞いたよ。前より近くなっている。」
「あ~!,どんどん大胆になってくるだ。おらも聞いただ。振り切る事はできないのか? いたずら野郎め。ゴラム! 首を絞めてやれればなあ!」
「指輪を使う事ができれば,彼を捕まえられるのに。」
「ご主人様!そんな事をしてはいけねえだ! ここでは,‥奴に見つかりますだ! それに奴だけとは限りません。東側に対しては,まるで裸でいるように感じますだ,もしおわかりなら。空の下に何もなく,沼地に囲まれ,あちらの方は影ですだ。‥今日はどうにかして下に下りましょう。」

しかしその日はまだずっと尾根の上でした。彼らは足音を聞き,時に待ち伏せしてみましたが,追っ手を見つける事ができません。
夕刻,彼らは,戻るか,それとも下るかの判断を迫られる場所に着きました。彼らは沼地に向かって落ち込んでいる崖の縁にいました。
「登るより降りる方が簡単そうだな。」
「そうです。ジャンプするか落ちるか(jump or fall)ならいつでもできますだ。飛ぶこと(fly)ができなくたって。。。」

(こんな所でも言葉遊びをしているトールキンさん(笑))

「でも,見てごらん,サム,どの尾根も沈み込んでいるのか,それとも下の土地が膨らんでいるように見える。(Either the ridge has sunk or the lands at its feet have swelled up ...) (表現力が豊かですねぇ‥)昨日ほど高い場所にはいないようだ。」
「結構ですだ。どっちみち高い所から下を見るのは,気に入らねえだ! でも実際行く(climb)のに比べたら悪くねえだ。」
「しかしもしかすると行ける(climb)かもしれない。ここは岩が変ってきている。」

(実は私,正式版のこの部分を読んだ時,脳細胞が???に変形したのを覚えています。フロドとサムの前には,降りる道しかないはずなのに,"climb"しようと言っているのですが,‥で,いろいろな辞書をよく見たら,"climb"は"up"と一緒に使ったら登るという意味があるそうで,苦労して大変な道を進むというのも,登り下りに関わらず"climb"なのだそうです。‥という事で,ようやく謎が解けました。)

「では」サムはベルトを締め直し「試してみるとしますか。」
「今日やるなら,すぐにしよう。嵐が来そうな気がする。」
下には隠れる場所はありません。フロドが足を踏み出そうとしたその時,
「いけません!おらが先に行きますだ!」
「何故? 道がわかるのかい?」
「違いますだ。どうも滑りそうな気がするんです。滑りたくはねえですが,滑ってフロド様の頭の上に落ちてすっ飛ばしてしまうのはいやですだ。」
「それは私だって同じだよ。」
「あなたは柔らかい物の上に落ちますだ。」
と言ってサムは足場を探しながら降り始めました。
フロドは,ちょっとずれればサムの身長の倍ほど下に足場があると言いますが,サムは固まってます。(笑)
「じゃあ,どっちが先に行くって言い争う事なかったんだよ。」と,フロドはサムのちょっと右側に降りますが,手を置く場所が見当たりません。彼は下の大きな足場に到達するスキルも頭脳もありませんでした。
</本文>

トールキンさん,こんなシーンでも笑わせてくれるな。(笑)
ところで,ここではまだエルフのロープは登場してなかったんですね。

Run!Run!Run!