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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

安倍が慰霊すべきは、米国戦没者以前にアジアの侵略戦争犠牲者だ

2016年12月07日 | 平和憲法
 ◆ <異議あり!>安倍首相は真珠湾に行く前に
   東南アジアの虐殺追悼碑に献花すべき!

   皆さま   高嶋伸欣です


 安倍首相が真珠湾でオバマ大統領と共に献花し「戦後に終止符を打つ」(時事通信)のだとか。
 12月8日の対英米開戦は、先発帝国主義国の英米仏蘭などの植民地を後発帝国主義国の日本が横取りしようとしたもの。いわば暴力団同士の商店街のショ場争い。
 両方が疲れ果ててともかく勝負が決まったところで、地元のアジアの人々が自力で「暴力団出ていけ!」と商店街浄化(独立)を達成したのに「日本は戦いに敗れたが、結果としてアジアの独立を早めた」などと自賛し、『日本よ戦ってくれてありがとう』などという本が書店で平台に積み上げられている今の日本。
 歴史学習がまるでできていない安倍首相が、プーチン会談で「成果なし」と判明したのをうやむやにするために、話題を逸らそうとして急きょオバマ大統領を引き合いに出したのだろうけれど、逆にアジア軽視の歴史認識をまた露呈させた。
 6日前の宮中晩さん会で、来日中のシンガポール、トニー・タン大統領天皇が「先の大戦に際し、貴国の地において多くの人々が尊い命を失い、様々な苦難を受けたことを忘れてはならないと思っています」と述べた(『朝日』だけ記事なし)のを、同席していた安倍首相は聞いていたはずだが、心ここにあらずで、「お言葉」など関係ないということか。
 敵方の米軍兵士への慰霊をしておきながら、靖国神社には代理派遣ばかりでは安倍支持者から不満の声があがるのも必至だ。そこでハワイから戻ったその足で靖国神社参拝を強行か?
 村山首相が94年8月に献花して以来、首相はもちろん閣僚がシンガポールの虐殺住民追悼碑「血債の塔」に献花をした例はない。
 ハワイへの往復の途中に寄るのは簡単なはずだ。村山首相と同じを嫌うのであれば、マレーシア住民虐殺追悼碑がある。
 折しも、「開戦の日」8日午後4時からは衆議院第一議員会館・大会議室でマレーシア華人団体幹部の参加を得て「清算されていない日本の戦争責任を問う」シンポジウムが開催される。
 同シンポジウムの開催意義を期せずして高めようとしている安倍首相には、短時間でも出席して歴史「学習」をし、せめて天皇と同等にまで高めてもらいたい。
 このままの歴史「学習」レベルにとどまるのであれば、我々日本国民は恥ずかしい限りだ。在任期間がいかに長くとも、内実のない言動の累積では情けない!
   上記シンポジウムは 12月8日(木)16:00~
             衆議院第一議員会館・大会議室
             参加費 500円(学生以下無料)


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