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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

チラシまき 報告3 根津公子です。

2013年03月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 都立学校でのチラシまき 報告3をお送りします。
 (報告1,2は解雇をさせない会のHPにも掲載されています)

 2月25日(月)
 今朝のチラシ配りは第五商業高校。
 昨日、町田教組前委員長の菊岡さんから「一緒に配るよ」とのうれしい申し出があり、2人で配った。
 配り始めて15分経った頃、出勤してきた男性がチラシを受け取りながら、「何時頃から撒いているのですか」という。「なぜ、そんなことを聞かれるのですか」と聞き返すと「私はここの校長です」
 そして続けて、「あなたはどなた?」というので、チラシに書いた会と私の連絡先を指して、「私はここに書いた根津といいます」と自己紹介した。さらに校長は私たちに簡単な注意を告げたので、「常識はわきまえていますので、ご心配なく」と答えると、了承したという感じで中に入って行った。
 さらに10分経った頃、今度は校舎から男性が出てきて、「私は副校長のSといいます。いろいろあると思いますが、敷地には入いらないよう気をつけてください」と告げた。
 「ご心配には及びません。私たちは、生徒たちに『日の丸・君が代』を尊重せよと押しつけることを問題だと思い、チラシを配っています。副校長さん、そうではないですか」と返すと、副校長は一瞬困った表情をしたので、「立場上、答えることはできないと思いますが、学校が生徒たちを犠牲にしてはいけないと思います」と、副校長が返事をしなくていいように配慮した。
 ここの校長も副校長も、都教委のマニュアルを200%読み上げるような恥ずかしい対応はしなかった。他の校長同様、都教委の指示に従って「部外者」に「忠告」を発したのだけれど、心を残していた。この方がよほど、効果的な「忠告」になる。
 ここでは教員の8割がたが受け取ってくれた。「ありがとうございます」と返事を返してくれる人も何人かいた。
 中に、一人だけ「(ここで)何をしているのか」と菊岡さんに食いかかってきた男性がいた。男性は、「私も組合の人間だけど、生徒に(も配ってんの)」と凄むように詰問し、しかしなぜか答えを聞こうともせず、チラシの受け取りも拒んで入っていった。
 受け手の教員たちに私たちが何者であるかを示すために、「強制反対 日の丸・君が代」と記したゼッケンを私のカバンに控えめに着せた、その表示だけを見て、その男性は言いがかりをつけてきたのだろう。
 批判をするなら、せめてチラシを読んだうえでしてほしいものだ。その度量はないのだろうか。
 「偏見で物ごとを見るな」「異なる意見にも耳を傾けよう」なんて言葉を、この教員は生徒たちに投げかけることはないんだろうな。
 今朝も2人だったから、気持ちは軽やか。「最大級の寒波」だというのに、寒さを感じなかった。
『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』
http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/
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