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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(469)<安倍政権と改憲そしてメディア>

2019年02月19日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 昨日(2月16日)東京・杉並で、表記のテーマで集会が開かれました。
 この集会では、▲ 「東京新聞」の望月衣塑子さんの基調講演と、武蔵大学教授で元NHKプロデューサーの永田浩三さんとの対談が行われました。

写真提供=永田浩三さん

 会場は144名定員でしたが、開始20分前にはほぼ満員となり、その後来られてた方は、外で聞くかお帰り頂くということになりました。
 会場外の係の方はそうした方々は50名くらいいたという事でした。

 望月さんは、まず辺野古への「赤土」投入の件で、政府がサンプル調査を拒否したこについて、年明けに記事を書き防衛庁に確認したところ、2~3年以上もまえの検査結果を出してきた。
 工事が始まってからのもののサンプル提供を求めたところ、「確認できていない」と言う。しかし、明らかに赤土と分かる。
 それを追及したところ、社(東京新聞)に抗議文を出してきた。
 9回も出してきている。
 次に、入管法強行採決ので菅氏に質問したところ「強行採決していません」と述べた。
 そうして、質問を排除してくる。質問をさせない。

 2014年11月に、に萩生田氏が記者団に向かって「公平・公正・中立を」と述べたときに、メディアは抗議声明を出せなかった。
 これ以降、メディアの委縮・忖度が強まった。
 第二次安倍政権がいかにメディアをコントロールできるか。
 その急先鋒は菅氏だ。何やかやと接触し、取り込みがうまい。
 自分は菅氏に嫌われているので声がかからない。
 本来メディアは監視機関なのに、会長や社長は安倍首相と会食している。
 TV朝日の早川会長も取り込まれた。
 前川喜平氏の告白記者会見の時も安倍首相と4時間も会食していた。

 望月さんは、その後、パワーポイントを使って、自己の取材にもとづいた事実を含め、以下の項目を極めて具体的に説明してくれました。
   ①<辺野古 サンゴ移植で誤認発言>
   ②<辺野古埋立 使用の赤土土砂違法か>
   ③<5市県民投票拒否 4割民意示せぬ>
   ④<菅官房長官とのやりとり>
   ⑤<人権侵害の技能実習制度が横行>
   ⑥<日本は選ばれる国?>
   ⑦<進む官邸重視、国会軽視>
   ⑧<命の水も・・漁業も・・>
   ⑨<勤労統計不正 追加予算795億円>

 その中で、④<菅官房長官とのやりとり>(今年1月18日)については、次のようなことを話してくれました。
 この中の(妨害)というのは、官邸司会者の質問妨害です。
 望月:署名集めた27歳の元山さんが(妨害)1万人の声無にしたくないと宜野湾市役所前で抗議のハンスト15日から始めています(妨害)投票不参加は、法の下の平等に違反しますが、若者がハンストで抗議の意を(妨害)示さざるを得ない状況について、政府の認識をお聞かせください。
菅氏:その方に聞いてください。(質問は簡潔に~)
 これに対してハンストの元山さんは、
「投票権奪われたことに、体張り抵抗する私を嘲笑い、
政府の認識を本人に聞いてとはどういうことか。
日本政府はどれだけ冷酷なのか。選んだ方々もどう思うか」
 と批判しました。
 第二部は、永田浩三さんとの対談でした。
 永田さんはまず、望月記者が取材を妨害されている事について、「他の記者たちは何をやってるの、誰も助けないの」、今回(首相官邸が記者クラブ「内閣記者会」に対し、官房長官会見での東京新聞記者の質問に「事実誤認がある」として「問題意識の共有」を要請する文書を出した件)は新聞労連が声明を出したが、と聞きました。
それに対して望月さんは、
 妨害は止みません。短く質問をしているか、
 すぐに司会の上村氏は「質問に移ってください」と言う。
 抗議すると、「私に言われても困る。政府の一員ですから」と言う。
 「菅長官が指示したのではないか」と聞くと、菅氏は
 「やってない。記者会(クラブ)に言ってくれ」などと言う。
 記者クラブにはいろんな人がいて、毎日菅氏を見ている。
 政治家と一体になって批判しない土壌がある。
 それでもクラブの中に「頑張ってください」
 「本当に応援している」と言ってくれる人はいる。
 そういう人たちに声をあげてもらう事が大事だ。

 永田さんはさらに、「東京新聞の中には?」と聞きました。
 それに対し望月さんは、以下のように答えました。
 編集局次長が「事実誤認ではない。知る権利を行使しているのだ」と言ってくれている。
 確かに政治部にものすごくプレッシャーがかかる。
 特に記者クラブの番記者に。
 しかし、読者、視聴者の声がある。それに答えなければならない。
 また支援してくれる国民の皆さんにも。それが原動力になっている。

その後、望月さんは、以下のような項目について語ってくれました
①<2人の産休・育休をへて 武器輸出をテーマに取材>
②<戸惑う防衛産業>
③<2016年には武器輸出の本を2冊、刊行しました>
④<進む米軍との一体化>
⑤<トランプ大統領「貿易格差は嫌だと言ったら日本はすごい量の防衛装備品を買うことになった」F35 100億円 1兆円で購入へ>
⑥<中東・アジア各国で武器ビジネス>
⑦<サウジ連合軍によるイエメン紛争>
⑧<防衛予算 過去最高5兆1900億円>
⑨<護衛艦いずも「空母化」>
⑩<沖縄本島に新部隊>
⑪<つけは子供たちの世代へ>
⑫<どっちを選ぶ?>
 (例、オスプレイ17機3600億円
    大学など高等教育無償化 8000億円など)
 これらに対して永田さんは、
 「メディアは判断材料を提供しなければならない。
 望月さんは我々が知りたいことを聞いてくれている。
 他のメディアは忖度をしている」と語りました。

 その後、質問の時間になり、そこでも望月さんは質問に答えて多くの話しをしてくれましたが割愛します。
 最後に、メディアの中で働く1人の若い女性の方が、望月さんの話を聞いてということで、次のようなことを述べました。
 「こっそりしか応援できない。しかし、変わって行かなければならない」、と。

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 ※質問封じの実態動画(2分)

 ※抗議署名




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