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辺野古米軍基地建設に72%の圧倒的な反対の声、安倍首相の沖縄いじめ

2019年02月27日 | 平和憲法
 ◆ トラの威を借りる (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 辺野古への米軍基地建設は反対。安倍内閣が「唯一の解決策」と主張する重要策に、沖縄県民投票が突きつけた72%の圧倒的な反対の声。安倍首相はどう聞いたのか。それでも無視するのか
 なにがあっても「史上最長政権」の記録樹立が政権維持の動機、かつ最大の欲望であるかのような、まるで迷惑な憲法感覚。祖父岸信介の遺恨・憲法改悪と軍事力強化への突進は、けっして支持されていない。
 米軍基地の新設工事は世界北限のジュゴンや豊かなサンゴ礁が成育する海を殺し、水深三十層の海底の下、マヨネーズ状の軟弱地盤に、七万七千本もの巨大な砂杭(ぐい)を埋めて、なお完成するかどうか。
 経費は二兆五千億円以上。それもすべて日本のおもてなし予算

 アメリカの専門家でさえ、在沖海兵隊は規模が小さ過ぎて戦略的価値はない。米本国に置くよりも駐留費が50から60%安いからだ、と明言している。
 「海を潰(つぶ)し、自然の命を殺戮(さつりく)し、人間を殺すための軍事基地をつくる。これは人間の道を踏み外す、罰当たりの所業である」
 と私は投票前、週刊誌に書いた。
 沖縄は日米安保と日米地位協定の最大犠牲者だ。

 沖縄いじめの首相が一方では米大統領のノーベル平和賞推薦の使い走り、ご機嫌とりに終始しているのは選挙民の屈辱だが、沖縄の抵抗運動に沈黙するのは共犯だ。
『東京新聞』(2019年2月26日【本音のコラム】)


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