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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

慰安婦問題研究者「吉見裁判」維新の会を提訴

2014年01月10日 | 平和憲法
 ★ YOSHIMI裁判いっしょにアクション 発足集会
 吉見義明さん(日本近現代史・中央大学)が桜内文城衆議院議員(日本維新の会)を相手取り争っている名誉穀損裁判の支援ネットワーク「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」(YOいっション)が、2014年1月に正式に発足します。これに伴い、大集会を開催することとなりました。つきましては、多くの方のご参加・ご支援をよろしくお願いいたします!
 1月11日(土) 14:00~(13・30開場、16:30終了予定)
 韓国YMCA9階国際ホール(千代田区猿楽町2-5-5)水道橋駅から徒歩5分
 資料代:800円(学生500円)
 【主催「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」準備会】


 ★ 主なスピーカー 吉見義明さん「裁判にあたって」
               川上詩朗さん「吉見裁判の経緯と内容」
               荒井信一さん「吉見裁判の歴史的意義」
               大森典子さん「弁護団から見る吉見裁判の意義」
               梁 澄子さん「被害者の視点から見る吉見裁判」

 ★ 「吉見裁判」とは
 吉見裁判は、日本維新の会の桜内文城衆議院議員に対して吉見義明教授が名誉毀損を訴えた裁判です。
 2013年5月13日、橋下大阪市長「慰安婦が必要なことはだれにでもわかる」と発言して内外の批判を浴びました。特に海外での反響に対する弁明として、橋下大阪市長は5月27日に外国特派員協会で記者会見を行いました。
 その場において、司会者が吉見義明教授の著書に触れたことに対し、同席していた桜内文城議員が、「これはすでにねつ造であるということがいろんな証拠によって明らかとされております」と発言しました。
 吉見教授は、20年以上にわたって日本軍「慰安婦」の実態を追求してきました。その撤回と謝罪を求めて吉見教授が桜内議員を被告として提訴しました。この裁判が、「吉見裁判」と略称している裁判です。
 第1回口頭弁論(10月7日)では、「慰安婦は性奴隷か否か」について全面的に争う様子もあり、「慰安婦」の定義をめぐる本格論争が展開する歴史的な裁判になることも子想されます。
 ★ 裁判に当たって
中央大学 吉見義明
 外国特派員協会での橋下大阪市長の記者会見の場で、日本維新の会の桜内文城衆議院議員は、「慰安婦」問題に関する僕の本を「捏造」であるといい、多くの証拠で明らかにされているとまでいいました。
 研究者の研究成果を捏造であるというのは、その研究者に対する重大な名誉毀損に当るだけでなく、その人格までも否定するものですから、やむをえず提訴しました。
 第一回口頭弁論で、桜内氏は「慰安婦」が性奴隷だというのは「虚構の事実」の捏造だと主張していますので、これも争点になると思います。徹底的に論破していきたいと思います。ご支援をお願いいたします。
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