パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「東京五輪本土決戦」負けて戦犯として裁かれるのは?

2021年06月10日 | 平和憲法
 ◆ いまからでも遅くはない (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 それでも菅政権、東京五輪に突進しそうだ。「人類がコロナに打ち勝った証(あかし)」と大言壮語。
 橋本聖子大会組織委員会会長は「レガシーとして残す」というがコロナウイルスの下、だれもが無事に済むとは思っていない。
 菅首相得意の「安全安心」の強弁は、原発政策とおなじ「危険不安」の言い換えである。
 多少の犠牲があっても既定方針は変えない。商機拡大を狙う、大スポンサーの期待がこめられているからだが、国民のいのちの保証はまったくない。
 「東京五輪本土決戦」とわたしは書いてきた。
 NHKのトップニュースは、毎日、自衛隊が設営した大会場に行列する、ワクチン注射風景。一億総動員
 子どもの頃に見た、婦人会のバケツリレーの防空訓練や長兄が庭に防空壕(ぽうくうごう)を掘っていたのを思い出した。
 といいながらわたしもワクチン注射第一回を受けた。
 防空頭巾よりは効きそうだ。

 政府分科会の尾身茂会長「開催は普通ではない」というのは「尋常の沙汰ではない」の婉曲(えんきょく)話法。
 急降下した支持率を五輪の喝采で高めようとする、首相の邪念の犠牲にはなりたくない。
 いま五輪中止、延期を望む声はまだまだ多い。
 この際、急転、中止宣言。
 人気挽回のウルトラ戦法がある。
 もしも「本土決戦」で死者が発生したなら戦犯はバッハ会長か、ウソで誘致した安倍前首相か。
 やはり菅首相であろう。(ルポライター)

『東京新聞』(2021年1月1日【本音のコラム】)


コメント    この記事についてブログを書く
« キシャクラブメディアが報じ... | トップ | 『東京オリンピック・パラリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

平和憲法」カテゴリの最新記事