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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

都庁で働く皆さま 都民の皆さま 2015年10月22日号

2015年10月24日 | 暴走する都教委
  《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
 ● 育鵬社教科書採択理由に
   一部教育委員から「懸念がある」


 8月の定例会において、「議論はしない、教育委員の無記名投票」との確認の下、育鵬社中学校歴史、公民教科書を4対2の多数決で採択したことは既報した。
 下の10月2日付東京新聞は、採択理由を都教委のホームページに掲載する段になって、「社会的見解が分かれている教科書の採択には懸念がある」との意見が一部の教育委員から出されたことを報じた。
 ※東京都教育委員会ホームページ
 『平成28~31年度使用都立中学校及び都立中等教育学校(前期課程)用教科書の採択結果について:東京都教育委員会』 最下段の「・・・採択理由」をクリック。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/28_31chuu_saitaku.html
 実教出版の高校日本史教科書を各高校が選定しないように圧力をかけることを決めた件では、定例会で公開議案にすべきところを、非公開どころか、記録を残さない秘密の懇談会(2013年6月13日)で「教育委員の総意」をつくった事実がある。
 形骸化した教育委員会の中、反対意見を表明した「一部教育委員」が存在したことは喜ばしい。一筋の光をともしてくれた。
 教育委員会は公開が原則なのだから、議論や意見表明もせずに、無記名投票としたことについても反省し、良心に従がって後追い公開をしてほしい。
 記事中の「一部教育委員からの…反対意見」の明記についてホームページを見ると、欄外に非常に小さな字で、「(注)東京都教育委員会は、一部の委員等から、『歴史的分野、公民的分野では、社会的見解が分かれている育鵬社の教科書を採択することには懸念があるとする意見を付記すべきである』との意見が出されたことを受け、この通り記した。」とある。
 当会ではこの件に関して、都教委に質問書を出した。次号で報告したい。

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