パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

 ☆ 3/4武蔵野五輪弾圧裁判 控訴審第2回公判 被告人質問を実施!

2024年05月02日 | 平和憲法

☆ 次回結審!? 武蔵野五輪弾圧裁判 控訴審第3回公判
  日時 2024年5月28日(火)12:20 東京地裁正門前集合
  地下鉄「霞ヶ関駅」ほか(12:30アピール集会/13:20傍聴抽選予定/14:00開廷)
  法廷 429号法廷(特別警備法廷)●弁護団・最終弁論の予定

  =3・4武蔵野五輪弾圧控訴審第2回公判=
 ☆ 黒岩さん「被告人質問」完全レポ
  ~“今までとは違うやり方で、もっと強く訴えるために、爆竹をやった”(黒岩さん)

 この日は37席の傍聴席に対して、55枚の抽選券が配られた。黒岩さん被告人質問への高い関心が感じられた。弁護団は45分間の被告人質問を要求していたが、裁判長によって20分間での実施が求められた。以下、質問と回答概要

Q.(吉田弁護士)「黒岩さんは2021年6月ごろから五輪反対の活動に参加していたそうだが、なぜ7月16日の爆竹にいたったのか?また入ロで公然と鳴らした理由は?」

A.【黒岩さん】6月6日に吉祥寺で行ったデモ、また三多摩各地でのスタンディングなどに参加して五輪反対を訴えてきた。しかし五輪開催1ヶ月前の6月23日にコロナ下の新宿で過去最大の人数を集めた反対デモが行われても、開催強行は揺るがなかった。大きなデモを経ても止まらない五輪をみて、今までとは違うやり方、つまりデモや集会とは違うやり方で、もっと強く訴えなければいけないと思った。
 その「違うやり方」がなぜ爆竹だったのかといえば、爆竹は大きい音を出してアピールできる一方、人を傷つけないし物も壊さず、またお金も大してかからないからだ。公然と行ったのは、誰にでも分かりやすく説得力があると考えたからだ。
 酒井隆史さんの意見書に、「権力が許容する方法だけでは権力は変えられない」という指摘がある。まさにその通りだ。私の爆竹もささやかな「市民的抵抗」だと考えている。

Q.(吉田弁護士)「一審判決は、『爆竹は保障されるべき表現の範ちゅうを超えている』と有罪にした。黒岩さんの爆竹は世の中にどう受け止められたか?」

A.【黒岩さん】多くの人から物心ともに応援してもらった。この場を借りて再度御礼したい。国外でも、パリ五輪反対グループが「私たちには第2、第3のクロイワが必要だ」という声明を出してくれた。28年五輪に反対するLAからも、一審判決を批判するアピールが届いた。釜ヶ崎の逆転無罪を勝ち取った「監視カメラ弾圧」の仲間からは、「次(の無罪)は、武蔵野だ」という激励をもらった。私の爆竹メッセージは、間違いなく世の中に届いた。

Q.(山本弁護士)「一審判決から1年半が経つが、この間あきらかになったことは?また、一審判決のどの点が一番問題と考えているか?」

A.【黒岩さん】組織委幹部と、関連企業の談合や贈収賄が大きく事件化された。また森喜朗を中心とする政治家の不正な公金利用や、招致活動への機密費流用なども問題になっている。自分がやった行為が正しかったことが、さらに証明されてきたと考える。
 一審の最大の問題点は、弾圧の焦点を五輪からずらし、イベント会社員の業務問題にすり替えたことだ。元組織委の武藤を証人に呼んで、五輪について問う機会を作るべきだ。

 

 ☆ 武藤敏郎(元組織委鞘総動の証人申講、却下される!

 黒岩被告人質問を認めて、一部で「裁判官なのに“いい人”?」疑惑が起こっていた大善文男裁判長が、武藤敏郎の証人申請を却下。みごとに裁判官としての地金を明らかにした。前回武藤申請を「保留」したことで、「ほんとに来ちゃったら何聞くよ?」「マスコミさばくの大変だぞ~」などと調子にのっていた我々だったが、まったくの皮算用に終わった!不当だ!

 ☆ 被告人質問をふりかえって

 2度目の被告人質問。爆竹という直接行動の正当性は確かに伝わったと思う。
 実は、裁判長に「もう一度同じことをやりますか」と聞かれたら「事の次第によっては否定しません」と答える用意をしていたのたが、何も聞かれなかった。残念であった。
 この公判から1週間後、国立西洋美術館でイスラエルのガザ・ジェノサイドに抗議する直接行動が闘われた。横断幕やビラが舞い踊り、まさに秩序に緊張をもたらした。私たちは、断固支持しなければならない(黒岩)

 

 ☆ 武蔵野五輪弾圧とは?

 21年7月、武蔵野市で行われた五輪「聖火」行事。爆竹で抗議した黒岩さんが威力業務妨害で逮捕起訴。一審判決「懲役1年執行猶予3年」控訴中!

★☆ 控訴審 追加カンパのお願い ★☆

いつも救援会へのご支援ありがとうございます。次回最終弁論が控訴審最後の山場です。
控訴審は「一発結審」の予想が「嬉しい誤算」となり、黒岩さんの被告人質問と最終弁論を勝ち取ることができました。
そこで救援会では、当初予定していた弁護団への控訴審むけ謝礼をもう少し増やせたら、と考えています。
たびたびの要請恐縮ですが、追加カンパへのご協力、ぜひよろしくお願いいたします!

☆ 救援カンパ振込先 → 郵便振替00150-8-66752(ロ座名:三多摩労働者法律センター)
 ※「武蔵野五輪弾圧救援力ンパ」と通信欄に必ず明記ください。

【武蔵野五輪弾圧救援会ニュース】
〒185-0021 東京都国分寺市南町2-6-7 丸山会館2F・5号 三多摩労法センター気付
(メール)noolympicgames@gmail.com
(プログ)https://kyuenmusasino.hatenabbg.com/

 『五輪にpunch! 14』(2024/4/1)

 


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