パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

藤田の日記10/28~11/1

2006年11月27日 | 藤田の部屋
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2006/10/28(土)     紅葉
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     ちっぽけな 鉢の中にも 紅葉がある

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2006/10/29(日)     寂しき街
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     遠くに 女ありて 靴音のみ 寂しき街の 真昼に響けり

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2006/10/30(月)     京子
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 小学校の時、給食の脱脂粉乳をいつもくれたのが京子さんであった。 以後、京子と聞くと懐かしさと暖かな感情が起こる。空腹を満たされた感謝の念から生じると思われる。
 今回、鳥取県米子市で1977年に行方不明となった松本京子さんの政府による拉致認定が報じられている。 京子さんである。 心の温かい人であろう。 すでに何年も前から報じられているのに政府の動きはまことに遅い。 めぐみさん拉致の約1ヶ月前の事件である。 1973年7月7日に行方不明となった千葉県市原市の古川了子(のりこ)さんの家族は、現在東京地裁に拉致認定を求める行政訴訟を起こしている。 政府は地裁に却下の申し立てをしている。
 安倍首相の言う「全力で救出する」というのはまったくの出鱈目である。 当時、18歳、定時制高校に通っていた。 その定時制高校から1年後の7月11日、女子高校生2名(関谷優子さんら)、ともに17歳が行方不明となった。 この拉致に関与した男を公安は聴取している。 官民あげての徹底的な検証が緊急である。 千葉は海上町から川口、松本を経て日本海に至る拉致ルートの起点である。 20数名の拉致想定者がいる。 政府は取り組むという言葉とは裏腹に訴訟を妨害するなど極めて悪質な遅延行為、不作為を行っている。

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2006/10/31(火)     通信傍受
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 1977年9月19日、石川県宇出津港より久米裕さんが拉致された。 県警は港の旅館に久米さんといた在日の李を通報により逮捕、翌日に自供を得る。 騙して連れてきて北からの船に乗せたというのである。 李は北の工作員に帰国した妹の手紙を見せられこの犯行に引きずりこまれた。 当時の首相は福田赳夫である。
 検察は起訴せず李を釈放する。 家宅捜索によって乱数表を押収、韓国当局と連携して解析を行った。 世間には公表せず秘密の処理である。 日本政府は継続せる通信傍受とその解析を最優先とし国民の犠牲を無視したのである。
 その2ヵ月後新潟で横田めぐみさんが拉致される。 次いで蓮池さんらが次々と拉致される。 これらは通信傍受によってすべて分かっていた。 流石に福田赳夫は気になったのかその2年後、自民党政治家秘書に密かに調査を命じているという。 金丸らも当然この件を知っていたのであろう。 拉致された人々は日本政府によって捨てられたのである。 なんとも酷い話である。

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2006/11/01(水)     洛東江
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 「秋風嶺に雲晴れて洛東江の水清し」と第80連隊の歩兵に歌われた洛東江、古は伽耶の地であり渡り鳥が羽を休める地である洛東江は又1950年には凄まじい戦場でもあった。 総連は秘密謀略組織の名にこの川の名を冠した。 「ナクトンガン」である。
 「洛東江」による拉致の実行については、文芸春秋1997年1月号に元兵庫県商工会理事長、張龍雲(チャン・ウンヨン)が寄稿している。 2001年に病死する彼の死を意識しての証言である。 横田夫妻にも書簡を送っている。 身寄りのない優しい青年であったラーメン店員、田中実さんの拉致についてである。 店主らが騙してウイーンに連れて行き北へ誘い込んだという。 この男らは今も東北の地にいる。
 張龍雲はその著、「朝鮮総連工作員」(小学館文庫)で次のように書いている。 「清廉潔白でかって総理大臣候補にも名前の挙がった、会津武士の風貌をした国会議員も最後には落ちたと聞いている」と。 政治家の買収に関する記載である。 誰のことなのか。 拉致問題の闇はとてつもなく深い。 真相が暴露されたら戦後の政党が殆んどすっ飛んでしまうであろう。 自民党政府のおっかなびっくりの取り組みの主因はこれにあると言うほかない。

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