◆ 12・23「学習交流のつどい」をステップに
「君が代」強制・「調教教育」の現実を変えたい
◆ 大阪市の全学校に案内を届けて開催する12・23学習交流のつどい
2016年3月末定年退職となりましたが、再任用され、毎日、大阪市立の中学校に通っています。
昨年7月、大阪市人事委員会に「君が代」不起立戒告処分取り消しを申し立てるとともに、支援組織「D-TaC~『君が代』処分撤回!松田さんとともに~」を結成してもらいました。D-TaCは、約3週間に1回のペースでミーティングを行いながら、行動してきました。
その行動の柱は、中学生に「君が代」の意味を知らせるビラまき行動(現在まで30校ほど)と大阪市教委に「君が代」強制・「調教教育」をやめるよう要請する行動です。
その要請行動の一環として行った市教委との「協議」において、当初、「国歌斉唱指導は学習指導上の課題であり、『思想・良心の自由』とは関係ない」としていた市教委の見解を変えさせ、以下の修正見解を確認しました。
処分で脅して「君が代」起立・斉唱を教職員に強制するのは、侵略戦争とその戦争を支えた教育の実態を隠し、美化し、再び、戦争国家を支える教育支配のためです。
私たちは、隠されようとしている戦時中の教育の現実についての体験を敗戦時国民学校4年生だった黒田伊彦さんから聞き、「君が代」強制を許さないための方針を考えあう「学習交流のつどい」を12月23日に予定しています。その案内ビラと手紙を大阪市のすべての中学校教職員と小学校長・小学校人権教育担当者に届ける取り組み(人権教育担当者には学年回覧を依頼)を行いました。
12・23つどいをステップに、「君が代」強制・「調教教育」の現実を変えていきたいと思います。
◆ 人事監察委員会教職員分限懲戒部会の実態を追及(大阪市人事委員会)
私は、大阪市国旗国歌条例の起立斉唱義務、職務命令に違反したとして、大阪市職員基本条例の規定に基づいて、戒告処分とされたことになっています。
大阪市人事委員会の方はまだ書面のやり取りですが、今、処分の手続き上の瑕疵を追及しているところです。
「3回の同一職務命令違反で免職」という類を見ない重罰規定の大阪市職員基本条例に合法的な装いを施しているのが、人事監察委員会の存在と職務命令に対する異議申し立て規定です。
ところが、意見を聞かなけらばならないとされ、処分の客観性・公正性を担保する機関であるはずの人事監察委員会教職員分限懲戒部会の運営はでたらめです。ほとんど会議を開かず、持ち回りで済ませていた教職員分限懲戒部会の会議を、私が強く要求したために開催はしたものの、私の上申書をどう扱ったかは全く分かりません。
議事録も部会の結論を記した文書もないのです。
また、大阪市職員基本条例第43条の規定に基づいて職務命令取り消しを求めたことに対しては、「取り消さない」と口頭回答しただけでした。
この件について公文書公開請求をすると、異議申し立ての記録も回答経過にかかわる文書もいっさいありませんでした。
「君が代」不起立者排除を狙う職員基本条例の矛盾が明らかになってきています。
そろそろ証人尋問の申請となり、公開審理も近づいてきています。今後ともよろしくお願いします。
『大阪ネットワークニュース 第11号』(2016/12/25)
「君が代」強制・「調教教育」の現実を変えたい
松田幹雄(D-TaC)
◆ 大阪市の全学校に案内を届けて開催する12・23学習交流のつどい
2016年3月末定年退職となりましたが、再任用され、毎日、大阪市立の中学校に通っています。
昨年7月、大阪市人事委員会に「君が代」不起立戒告処分取り消しを申し立てるとともに、支援組織「D-TaC~『君が代』処分撤回!松田さんとともに~」を結成してもらいました。D-TaCは、約3週間に1回のペースでミーティングを行いながら、行動してきました。
その行動の柱は、中学生に「君が代」の意味を知らせるビラまき行動(現在まで30校ほど)と大阪市教委に「君が代」強制・「調教教育」をやめるよう要請する行動です。
その要請行動の一環として行った市教委との「協議」において、当初、「国歌斉唱指導は学習指導上の課題であり、『思想・良心の自由』とは関係ない」としていた市教委の見解を変えさせ、以下の修正見解を確認しました。
「国歌の指導は、学習指導要領に則って取り組む教育上の課題の一つです。これに関して、教育活動の一部または全部に参加できない意思を示す児童・生徒がいた場合、その思いを尊重するとともに、指導にあたっては、児童・生徒の実態をふまえながら、参加のあり方について、気持ちに寄り添った丁寧な指導を心がけることが大切であると考えています。」この確認をすべての大阪市立学校・教職員に伝えること、「君が代」斉唱が「思想・良心の自由」にかかわることと認めたこの確認は、「君が代」の歌詞の意味も伝えないまま「とにかく歌え」と迫る現在の「調教教育」の見直しを求めていることを伝えることが課題となっています。
処分で脅して「君が代」起立・斉唱を教職員に強制するのは、侵略戦争とその戦争を支えた教育の実態を隠し、美化し、再び、戦争国家を支える教育支配のためです。
私たちは、隠されようとしている戦時中の教育の現実についての体験を敗戦時国民学校4年生だった黒田伊彦さんから聞き、「君が代」強制を許さないための方針を考えあう「学習交流のつどい」を12月23日に予定しています。その案内ビラと手紙を大阪市のすべての中学校教職員と小学校長・小学校人権教育担当者に届ける取り組み(人権教育担当者には学年回覧を依頼)を行いました。
12・23つどいをステップに、「君が代」強制・「調教教育」の現実を変えていきたいと思います。
◆ 人事監察委員会教職員分限懲戒部会の実態を追及(大阪市人事委員会)
私は、大阪市国旗国歌条例の起立斉唱義務、職務命令に違反したとして、大阪市職員基本条例の規定に基づいて、戒告処分とされたことになっています。
大阪市人事委員会の方はまだ書面のやり取りですが、今、処分の手続き上の瑕疵を追及しているところです。
「3回の同一職務命令違反で免職」という類を見ない重罰規定の大阪市職員基本条例に合法的な装いを施しているのが、人事監察委員会の存在と職務命令に対する異議申し立て規定です。
ところが、意見を聞かなけらばならないとされ、処分の客観性・公正性を担保する機関であるはずの人事監察委員会教職員分限懲戒部会の運営はでたらめです。ほとんど会議を開かず、持ち回りで済ませていた教職員分限懲戒部会の会議を、私が強く要求したために開催はしたものの、私の上申書をどう扱ったかは全く分かりません。
議事録も部会の結論を記した文書もないのです。
また、大阪市職員基本条例第43条の規定に基づいて職務命令取り消しを求めたことに対しては、「取り消さない」と口頭回答しただけでした。
この件について公文書公開請求をすると、異議申し立ての記録も回答経過にかかわる文書もいっさいありませんでした。
「君が代」不起立者排除を狙う職員基本条例の矛盾が明らかになってきています。
そろそろ証人尋問の申請となり、公開審理も近づいてきています。今後ともよろしくお願いします。
『大阪ネットワークニュース 第11号』(2016/12/25)
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