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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その2>(25)

2014年01月26日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
 スイスの▲ ダボス会議(1月22~25日)での、安倍首相の発言が国際的に問題になっています。二つの発言を紹介し、批判したいと思います。
 (1)靖国問題について
 ・「大変な誤解がある」
 ・「いわゆるA級戦犯を称揚するためではない。そこには戦争のヒーローがいるのではなく、戦争に倒れた人々の魂があるだけ。憎しみもないし敵意もないし、人を辱めようというつもりはない。」
 ・「二度と再び戦争の戦禍で人々が苦しむことのない世界を作りたいという思いだ。」
 全く手前勝手な論理です。
 どこに彼の靖国参拝について「大変な誤解がある」というのでしょうか。
 まるで、橋下氏の「従軍慰安婦問題」に対する言い方と同じです。
 間違っているのは自分ではなく、誤解している方だというのです。

 しかし、参拝するというのはA級戦犯を称揚することになるのは当然です。
 ヒーローがいない、などというのは、あたかも安重根記念館に当てつけたような言い方です。
 戦争に倒れた人々、と言いますが、靖国神社は基本的には天皇の兵士となって死んだ人だけが祭られているのです。
 「憎しみもないし敵意もないし人を辱めようというつもりはない」と言うに当たっては、とんでもない無知・無神経としかいいようがありません。
 まるでいじめっ子が言い訳をしているようなものです。

 さらに、その上で「二度と再び・・・・・世界を作りたいという思いだ。」と言うにあたっては、デマゴギーの極みとしか言いようがありません。
 それならばなぜ、「集団的自衛権の行使」に道を開き、「平和憲法」を投げ棄てようとするのでしょうか。
 頭隠して尻隠さず、厚顔無恥とはこのことです。
 アジアと世界の人々は誰もこのようなウソに騙されないでしょう。

 (2)日中関係を第一次対戦前の英独と比較したこと
 
 記者から「日中が軍事衝突に発展する可能性はないか」と問われ、「今年は第一次大戦から100年を迎える年だ。当時、英独はおおきな経済関係にあったにもかかわらず第一次大戦に到った歴史的経緯があった。」と説明した。
 その上で、
 「ご質問のようなこと(軍事衝突)が起きることは日中双方にとって大きな損失であるのみならず、世界にとって大きな損失になる。そうならないようにしなくてはならない」と発言したという。
 しかし、前半部分を読む限り、安倍首相は戦争は不可避だと考えているとも受け取れます。
 ですから、各国のメディアは批判的に報じ、BBC(英国放送協会)などは、「日本の指導者が現在の日中関係について100年前の英独を思わせた。衝撃的だ。」と述べているのです。
 当然、中国は反発し警戒するでしょう。
 にもかかわらず本人は、「なぜそんなことにとられたのか、全くわからない」などと言っています。
 自分の話していることが客観的にどういう意味を持つかも、彼は「全くわからない」のです。
 こういう人物が現在日本の首相をやっているのです。
 一日も早く、安倍首相をやめさせなければ、日本は本当に、国際的に孤立し、戦前と同じ道を歩むことになるでしょう。
 安倍政権に対する批判を全国から強めましょう。

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 来春の卒・入学式を前に、【東京】と【大阪】で来年2月連帯した集会が開かれます。
【東京】
<集会名>「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配と闘おう!
            2・2 総 決 起 集 会

<日 時>2014年2月2日(日)13時開会
<場 所>東京しごとセンター地下講堂(JR/地下鉄飯田橋駅下車8分) 地下鉄九段下駅5分)
<講 演>高橋哲さん(埼玉大准教授)「憲法『改正』と安倍政権の教育改革のゆくえ」
<基調提起>永井栄俊さん「都教委の教育政策の流れ」
<現場からの報告>
  ・分限処分・懲戒処分対象者の昇給制度・新給与表
  ・田無工業高校の自衛隊朝霞駐屯地宿泊防災訓練問題
  ・生活指導統一基準学力スタンダード
  ・卒・入学式に向けての現場からの報告その他
<集会決議><行動提起>
<主 催>都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネット
  連絡先:090-5415-9194 包囲ネットのブログhttp://houinet.blogspot.jp/
<資料代>500円
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【大阪】
<集会名>止めよう!子どもを戦場に送る国づくり
        許すな!「日の丸・君が代」強制
         教育の国家支配に反対する2・11大阪大集会
                          建国記念の日反対!

<日 時>2014年2月11日(火)13時開場 13時30分開会
                     集会後(16:45~)デモ
<場 所>大阪市立西区民センター
        (地下鉄千日前線「西長堀」駅⑦番出口100m)
        (地下鉄鶴見緑地線「西長堀」駅③番出口100m)
<講演>三宅晶子さん(千葉大教授)「思想・良心の自由と教育の現在」
    ~ドイツ、日本の思想弾圧と戦後「想起の文化」を検証しつつ~
<三宅さんからのメッセージ>
 7月、麻生副首相はナチスの「手口に学んだら」と発言しましたが、12月6日、安倍政権は、ナチスの「全権委任法」的国会状況の中で特定秘密保護法を強行採決し、ゲシュタポ(国家秘密警察)国家への一歩を大きく踏み出しました。2.11.大阪集会では、半年でナチス独裁国家に変えられたドイツと日本の歴史を検証しつつ、現在の危機と課題をみなさんとともに真剣に考えたいと思います。この日々を戦争前夜にさせないために。
<発言など>
  ●「君が代」被処分者からのアピール
  ●全国からの報告
  ●橋下「改革」等に反対する人々からの発言
<主 催>「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク
<資料代など> 700円 手話通訳アリ
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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