パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 瓢箪通信「『丸く収める』か、『角を立てる』か?」

2024年08月22日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

 ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
 すべての友人の皆さんへ。
 以下の雑文を書いたので紹介します。

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☆ 「丸く収める」か、「角を立てる」か?
T.T.0648(ひょうたん島研究会)
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 今回取り上げるのは、8月16日(金)の朝日「社会面」の記事と、同じページに載っていた「しつもん!ドラエモン」の「こたえ」である。
 実は「8月16日」という「日付」が重要で、いわゆる「終戦記念日」の翌日、つまり、「戦争に関する記事がよく載る日」の新聞ということである。
 その「社会面」に載っていた記事には「戦後80年へ」という「通しタイトル」が付いていて、今回の「見出し」は、「『尊い犠牲』誰が死なせたのか/元特攻兵『ありきたりの言葉』憤り強く」である。
 なかなか優れた記事で、筆者は関口佳代子さん。まず、記事のリード文を紹介するとーー。

┌──────────────────────────────────┐
│ 多くの犠牲者を出したアジア・太平洋戦争。追悼の場では「尊い犠牲の上
に、平和な日本がある」というフレーズが使われ続けている。戦争を起こし
た責任が忘れられていないかーー。軍国少年だった男性は憂慮している。 │
└──────────────────────────────────┘

 「良い質問」ですね! 同感です。この質問に対する「答えの一つ」が、記事の最後で紹介されています。立命館大学教授の福間良明さん(歴史社会学)の指摘です。

┌──────────────────────────────────┐
│ 「『尊い犠牲のおかげで今の平和がある』と言うだけなら、遺族も納得し
やすく、政府は『戦争責任』に触れずに丸く収まる。だから、特に追悼の場│
│で使われ続けたのだろう」                      │
└──────────────────────────────────┘

 これに対して、同じページに載っていた「しつもん!ドラエモン」「こたえ」を紹介する。
 実はぼく、質問も探したけど、見つからなかった。まあ、「こたえ」だけでも、意味は通じると思う。

┌──────────────────────────────────┐
│【こたえ/丸い卵も切りようで四角】                 │
│ 卵のように丸い物でも、切り方によって四角くなる。四角は、もめ事にな│
│るという意味の「角が立つ」の例え。言い方に気をつけようという教えだよ。│
└──────────────────────────────────┘

 ぼく自身は「丸く収める」趣味はなく、大いに「角を立てよう」と思っている。

(2024/08/21早朝)


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