★ 教育委員の皆さんへ
今日は5人の教育委員のうち2人が欠席(うち1人はスクリーンに姿が映っていたので、リモート参加のよう)。次回第4週の定例会は議題がないので、開催しないとのこと。
事務局から提案される議題がないのならば、教育委員の皆さんは、子どもたちが苦しんでいるいじめや不登校について、とりわけ、「いじめ重大事態の調査報告書」をもとに議論すればいいのに、議論してほしいと思います。
本来ならば、同年齢の子どもたちが遊び活動する学校は子どもたちにとって楽しい場ではず。なのに、そうならないのはなぜなのか、また、いじめ自死が起きた学校の教員が、いじめに気づかないはずはないのに、押しなべて「いじめを知らなかった」と言います。なぜなのか。
自死から何年か後に、いじめがあったと認定されてきたのは、自死してしまった子どもの保護者から苦情申し立てがなされ、それに基づいて調査が行われたことによるものばかり。
その調査報告書を丹念に読めば見えてくるものがあるはずと思います。必要あらば、当該の校長を招いたらいいのではとも思います。
糾弾ではなく、いじめを防止するために。「人格が高潔で教育・学術及び文化に関して見識を有する」教育委員の皆さんが意見交換し、事務方に提案したらいいのでは、と思います。
月2回予定されている定例会を、教育委員の皆さんには有意義に使ってほしいものです。報酬も支払われているのですから。
さて、今日の公開議題は
①都立高校入学者選抜について
②「教員支援情報ポータブルサイト」の公開について。
非公開議題は、
議案が懲戒処分(重い処分)等が2件、
報告が
懲戒処分及び
「昨年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」について
でした。
「調査」が非公開とされたのは、教育長の話から推察するに、「調査」の結果がまだ出ていないとか、話し合っていないなどの理由によるもののよう。後日報告されるのではないかと思いました。
★ 都立高校入学者選抜について
ずっと問題視されてきたスピーキングテスト(20点満点)の結果を入試得点に加算することについて、事務方からは一言もなく、「都立高校入学者選抜実施要綱」には昨年今年と同じ扱いが記されています。強行突破、担当者間で議論すら行われていないということなのでしょう。
★ 「教員支援情報ポータルサイト」の公開について
「教員支援情報ポータルサイト」は「都教委の様々な部署が提供しているWebページをまとめ、教員が必要な情報を迅速かつ効率的に探すことができるようにすることで、教員の支援につなげる」のだと言います。
「若い教員がネットで正しくない情報を入手しがちなので、都教委が正しい教法を提供するため『ポータルサイト』を設けた」と教育長(だったか?)は付け加えました。
都教委が提供する情報は正しいことばかり、でしょうか。思考統制になりはしないかと、気になります。
『レイバーネット日本』(2024-09-19)
http://www.labornetjp.org/news/2024/0919nezu
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