パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

石原関連2題

2007年05月05日 | 暴走する都教委
 ■都公用車 別荘へ出迎え不当
   都議が知事提訴 燃料代など返還求める


 山中湖の別荘まで都の公用車を迎えに来させたのは不当だとして、後藤雄一都議(行革一一〇番)は一日、石原慎太郎知事に対し、ガソリン代や高速道路料金など約三万五干円を都に返還するよう求めて東京地裁に提訴した。
 訴えによると、都の公用車は昨年九月六日朝、都庁から山梨県山中湖村まで行き、別荘にいた石原知事を乗せて都庁へ戻った。後藤都議は「プライベートで別荘で過ごしていたのに、知事の特権を悪用して公用車を使ったのは不当利得に当たる」と訴えている。
 後藤都議は三月、住民監査請求をしたが、都監査委員は「財務会計上の違法性、不当性を客観的に示しているとは認められない」として請求を退けた。
 『東京新聞』(2007/5/3東京版)


 ■石原フランス語侮辱発言訴訟
  第11回公判 意見陳述(第1回)
  2007年4月13日 11:00~ 東京地方裁判所第627号法廷


東京地方裁判所民事第1部合2係 御中

陳   述   書
〔住所省略〕
マリック・ベルカンヌ
 手短に申し上げます。

 一年以上の審理を経た後に、石原氏が、フランス語を貶める発言をしたのは、本人が裁判の当初に言明していたように「個人としての資格」においてではなく、「やはり東京都知事としてであった」、などと前言をひるがえすのを見て、怒りを覚えずにいられましょうか。

 かりに石原氏が敗訴になった場合、この妄言のツケを払わされることになるのは東京都民であるわけですが、このように、石原氏が、みずから長をつとめる自治体の住民のことをまったく気にかけない様を見て、怒りを覚えずにいられましょうか。

 これまで石原氏は、裁判官からの問いに対して、真摯に答えようとする姿勢をほとんど見せてきませんでした。このように、石原氏が、自国の司法をないがしろにする姿勢を見て、怒りを覚えずにいられましょうか。

 東京都が、都知事の人種差別的な発言を、公式のインターネットサイトに流し続ける様を見て、怒りを覚えずにいられましょうか。

 近代オリンピックの基本精神は、諸民族の友好と人間の尊厳重視にあるわけですが、東京都ほど人種差別的な都市が、国際オリンピックを招致しようとするのを見て、怒りを覚えずにいられましょうか。

 近代オリンピックの創始者は一人のフランス人でした。石原氏がフランスとフランス語を侮辱しながら、同時にオリンピックを招致しようとするのを見て、怒りを覚えずにいられましょうか。

 裁判官の皆さま、以上が、今日、私が皆さまの前であらためて提起申し上げたい問いです。

 最後に、裁判官の皆さまに申し上げます。わたしたちは、これまでに、都知事の発言が虚偽であり侮蔑であるということ、そして、それがフランス語を生活の糧にしている人々全員に苦痛を与えるものであることを皆さまにわかっていただくため、必要な材料はすべて法廷に提出してまいりました。わたしたちのもとには、世界中から支援メッセージが寄せられており、この裁判の結末は、世界の数億人の人々に関係しています。

 裁判官の皆さま、どうか、人間が定めた法を越えたところに位置していると思い込んでいる、ある一人の人間によって、司法が踏みにじられることのないような仕方で、判決をお下しくださいますよう、切にお願い申し上げます。

以上

■2007年6月22日(金) 11:00~
 東京地方裁判所(地下鉄霞ヶ関A1出てすぐ)第627号法廷にて、第12回(新規国賠訴訟については第2回) 口頭弁論が行われます。原告からも意見陳述を行う予定です。ぜひ足をお運びください。


「石原都知事のフランス語発言に抗議する会」

http://www7a.biglobe.ne.jp/~mcpmt/ikenchinjutsu.html#07

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