《被処分者の会通信から》
◆ 「少女像」の隣に座る
吉野典子
6月25日、「表現の不自由展」実行委員会は、オンライン・トークイベント「座る抵抗」を開催した。この日は「表現の不自由展・東京」の初日となるはずだったが、6日から会場周辺での妨害が始まり、会場変更と開催延期を余儀なくされてしまった。
トークイベントでは、2019年の「あいちトリエンナーレ」でも攻撃の的になった「平和のための少女像 . . . 本文を読む
◆ 司法が開催を認めた「表現の不自由展」 (『東京新聞』【夕刊】)
志田陽子(しだ・ようこ=武蔵野美術大教授、憲法学)
東京・大阪・名古屋で企画された「表現の不自由展」が悪質な妨害を受けながら、開催期間を終えた。その後、京都では、妨害を避けるため告知をせずに開催したとも聞く。それぞれが、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の中の企画展「表現の不自由展・その後」を、市民が再構成した内容だと . . . 本文を読む
◆ 「生かそう!東京都こども基本条例~その成果と今後の課題~」緊急報告会
きみがき圭子(生活者ネット)2021年4月12日
1989年に国連で子どもの権利条約が採択され、1990年に発効。その後子どもへの虐待などが深刻化することを重く捉え、生活者ネットワークは子どもの救済機能を備えた子どもの権利条例の制定をめざし、都議選においても条例制定を都に求めることを重点政策の柱に掲げ、活動してき . . . 本文を読む
《前田朗blogから》
◆ ヘイト・スピーチ研究文献(181)差別と闘うために
角南圭祐『ヘイトスピーチと対抗報道』(集英社新書、2021年)
共同通信ヘイト問題取材班で「反ヘイト報道」を続けてきた著者による新書本である。<「私は差別をしない」では差別はなくならない。「私は差別に反対する。闘う」でなければならない。そのために、差別に反対する政策と法制度をつくり出し、差別に反対する仲 . . . 本文を読む
◆ コロナに便乗 ショックドクトリン (週刊新社会)
経済ジャーナリスト 野崎佳伸
政府は6月18日、新たな経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)と成長戦略を閣議決定した。
◆ ワクチン敗戦とオリ・パラの記述なし
本年の骨太方針は菅内閣では初めてとなる。副題に挙げられた「4つの原動力」は、グリーン、デジタル、活力ある地方創り、少子化対策だ。いずれも菅義億首相の、昨秋の所信表明演説、年 . . . 本文を読む