peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

我が家のミツバアケビ(三葉木通)

2010年10月18日 | 植物図鑑

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2010年10月18日(月)、我が家で栽培しているミツバアケビ(三葉木通)を収穫した。「秋になって葉が散ると、遠くまで風で飛ばされて近所迷惑になるから切ってしまいたい。」という妻を宥めながら、数年経ってしまったが、いつの間にかかなり剪定されていた。そのせいか、今年は実の数が少なかったが、大きい実が5個まとまってついているものもあった。「千厩秋の山野草展」で見た、きれいな紫色をしたアケビ(木通)とは大分色合いが違うが、もっと紫色になる年もある。妻は全く食わないので、一人で戴くことにしよう。

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(下2枚)小葉が5枚の普通のアケビ(木通)。花は淡紫色で、ミツバアケビやゴヨウアケビ(五葉木通)の暗紫色の花とは違う。

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ミツバアケビ(三葉木通) アケビ科 アケビ属 Akebia trifoliata

山野に生える落葉つる性木本。つるはほかの木などに巻き付く。葉は3出複葉で長い柄がある。小葉は長さ4~6㎝の卵形または広卵形で、縁に波状の大きな鋸歯がある。4~5月、葉の間から総状花序を出し、黒紫色の花を開く。雄花は花序の先の方に多数つき、直径4~5㎜と小形。雌花は雄花の上に1~3個つき、雄花より大きい。雌雄同株。果実は長さ約10㎝の長楕円形で、熟すと紫色を帯び、縦に裂ける。白い果肉は黒い種子が多いが、甘味があり、また厚い果肉もいためるとおいしい。若葉も食べられる。用途:庭木、鉢植え、盆栽。アケビの仲間はつるが丈夫なので、カゴ(篭)などを編むのに使われる。分布:北海道、本州、四国、九州、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%DF%A5%C4%A5%D0%A5%A2%A5%B1%A5%D3[peaの植物図鑑:我が家のアケビ(木通)&ミツバアケビ(三葉木通)]


千厩秋の山野草展のシンジュノキ(真珠の木)

2010年10月18日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の千厩秋の山野草展千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中だったので、見に行ってきました。100鉢以上が展示されていましたが、それらの中に、白い真珠を思わせる実をつけたシンジュノキ(真珠の木)というのがありました。

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シンジュノキ(真珠の木) ツツジ科 シラタマノキ(ペルネティア)属 Pernettya mucronata

英名:Prickly heath。南アメリカのチリ南部からアルゼンチン南部に分布している常緑小低木。ナンキョクブナ属やドリミス属などの湿り気のある明るい広葉樹林内や海岸近くに生え、樹高は70~150㎝ほどになる。葉は小さな卵形~披針形互生し、先端には鋭い刺と縁には粗い鋸歯がある。5~6月、小枝の上部に小さな壺形(ベル形)の花をつける。色は白色からピンク色。果実は扁球形の液果で、白のほか桃色、藤色、赤、紫、赤褐色など多彩な色の実を鈴なりにつける。実の観賞時期は9~2月。栽培:日当たりが良く、水はけの良い土の場所に植える。夏は日陰で風通しのよい場所で育てる。乾燥に弱いので、水は土が少し乾いてきたら与える。寒さには非常に強い。繁殖は挿し木と実生による。

http://hanazukusi.exblog.jp/6611372/ [花の仲間調べ:真珠の木(シンジュノキ)]

http://www.botanic.jp/plants-sa/sinjun.htm [shu(^^)Homepage,シンジュノキ]

http://aquiya.skr.jp/zukan/Pernettya_mucronata.html [草木図譜:シンジュノキ]


サガミジョウロウホトトギス(相模上臈杜鵑草)

2010年10月18日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の千厩秋の山野草展が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開かれていたので行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草など100点以上展示されていました。これらの中に鮮黄色の花を咲かせたサガミジョウロウホトトギス(相模上臈杜鵑草)も2鉢ほどありました。

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サガミジョウロウホトトギス(相模上蝋杜鵑) ユリ科 ホトトギス(トリキルティス)属 Tricyrtis ishiiana

神奈川県丹沢山地の一部に分布し、沢沿いの岸壁から垂れ下がって咲く多年草。茎の長さは30~60㎝となる。葉は卵状披針形~長楕円形で長さ7~15㎝。濃緑色でやや光沢があり、茎を抱く。花は1~3個が茎の先端につき、3㎝前後の鮮黄色の釣鐘形で美しい。花被片は全開せず、外片の内側には紫褐色の斑点があり、基部には幅広く短い距がある。花期:8月下旬~9月中旬。分布:本州(丹沢)。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」ほかより]

http://www004.upp.so-net.ne.jp/tanzawa/highlite/sagami.html [サガミジョウロウホトトギス]

http://igaiga-50arashi.at.webry.info/200709/article_2.html [幻の花”サガミジョウロウホトトギス” イガイガの丹沢放浪記/ウェブリブログ]

http://igaiga-50arashi.at.webry.info/201009/article_2.html [”サガミジョウロウホトトギス”2010 イガイガの丹沢放浪記/ウェブリブログ]

http://www2.plala.or.jp/kobato/main/hana/html/sagami.html [サガミジョウロウホトトギス]

http://blogs.yahoo.co.jp/fkbyh882/59832043.html [丹沢の貴婦人にやっと会えました。サガミジョウロウホトトギス!ー 丹沢山登り]


千厩「秋の山野草展」のフウリンガマズミ(風鈴莢蒾)

2010年10月17日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、昨日から千厩ショッピングモール・エスピア(ホール)(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中だったので、見に行ってきました。日頃見ることのないような花や実も見ることができるので、いつも楽しみにして出かけるのですが、今回は、フウリンガマズミ(風鈴莢蒾)など初めて見るようなものもありました。

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フウリンガマズミ(風鈴莢蒾) スイカズラ科 ガマズミ(ウィブルヌム)属 Viburnum setigerum

学名の「ビブルヌム・セティゲルム」と表示する場合もある。中国原産の落葉低木で、高さ1~3mほどになる。幹は直立してよく分枝し枝はやや枝垂れる。葉は卵形~長楕円形で青緑色、長さ15㎝で対生する。葉は晩秋に橙黄~赤色になって落葉する。枝先に散房花序(柄のある花が沢山つき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、小さな白い花をつける。花は合弁花で、先が5つに裂ける。下向きに伸びた長い花柄の先は更に小花柄に分かれて、その先端に1個ずつ実をつける。9~10月頃卵形の果実が、光沢のある黄橙色~鮮赤色になり良く目立つ。日本に分布するガマズミ(莢蒾)の実は上向きにつくが、この木の実は垂れ下がることから「風鈴」に見立てて、名付けられた。管理:刈り込みには強い。繁殖は種播きか挿し木。

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/huuringamazumi0.htm [フウリンガマズミ]

http://sikihana.exblog.jp/6458466/ [新・四季の花:風鈴莢蒾(フウリンガマズミ)]

http://www.yuu3.jp/siki/saibai/jyumoku3.html [四季折々の栽培山野草:庭木落葉樹(フウリンガマズミ:風鈴莢蒾)]


一関市博物館のサンシュユ(山茱萸)

2010年10月17日 | 植物図鑑

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2010年10月16日(土)、一関市博物館主催の講座「吾妻鏡から平泉を読み解く」の第5回目が開かれたので、妻と共に参加しました。毎回午後1時30分~3時30分の予定でおこなわれておりますが、今日は9月18日(土)から11月7日(日)の予定で開催中の第17回企画展・佐藤紫煙 幻の花鳥画~新潟・大正時代の豪商別邸に残る板戸絵~を妻が是非見たいというので、かなり早く出かけました。その間私は、博物館の敷地内に植えられている花や実を撮って歩きました。5~6本植えられているサンシュユ(山茱萸)の木に真っ赤に熟した実が沢山付いていました。

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サンシュユ(山茱萸) ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis

早春に黄色の花が咲くのでハルコガネバナ(春黄金花)ともいう。朝鮮、中国原産の落葉小高木。日本には江戸時代中期に薬用植物として入ってきたが、現在は花木として植えられていることが多い。樹皮は灰褐色で鱗片状に剥がれる。葉は対生し、長さ4~10㎝の卵形または楕円形で、裏面の主脈の基部には褐色の毛が多い。花期は3月。葉が出る前に小さな黄色の花が密に集まってつく。果実は長さ1.5㎝ほどの楕円形で赤く熟す。乾燥した果実を漢方薬や薬用酒にする。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

サンシュユ ミズキ科:よくサンシュとか、サンシュウと呼ばれているが、サンシュユが正しい。薬用植物として、中国か朝鮮半島からもたらされたが、今では花木として扱われている。思ったより大きくなる木で、幹は太くなると10㎝を越える。枝は幹の下の方からもよく出て茂る。幹や枝は茶褐色で、薄く剥けてはげる。

葉は対生し、楕円形で先が尖る。春早く、葉の出る前に黄色の小花を小枝の先に散形花序にびっしりつける。花弁4枚、雄しべ4本、雌しべ1本。木一面が黄金色になり素晴らしい。果実は核果で楕円形、秋に熟して真っ赤になる。この果実が薬用に使われる。

サンシュユの良さは、ハルコガネバナとも呼ばれる春の花と、アキサンゴとも呼ばれる秋の実りである。園芸店のカタログには、いつも苗が出ているようである。枝を横に広げないので、狭い庭でも楽しむことができる。花期:3~4月。[家の光協会発行「原色 山野木 (富成忠夫・秋山久治著)」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34135037&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市博物館のサンシュユ(山茱萸)]